ブルーベリーはいまや全国で栽培されている。「眼にいい」とかポリフェノールとかいろいろ騒がれているけど、まあベリー類の一つです。そんなにみんながつくっても、商売としてはけるもんじゃあない。ブルーベリーが商売になるかどうかは、ひとえにジャムやピュレなどの加工品にしたときに、近所に飲食店などのお客さんがいるか、消費者への販売の口があるかという一点に尽きると思う。
で、そこをうまくできているブルーベリー農家が大洲市にはいる。しかも若い!
大野元生(もとき)君。もともとはアパレルの仕事をしていて、地元でも古着屋を経営していたが、ご両親ののうぎょうを継ぐべく就農。しかし、ご両親がやっていない品目であるブルーベリーを手がけている。
ブルーベリー自体は5種類程度の品種を植えている。これは大粒品種。実は大野君の圃場は現在展開している「あさぎり市場」という直売所のすぐ近くにある(このあさぎり市場は、もうすぐ閉鎖され、4月にオープンする「愛たい菜」に出荷を切り替えられる予定だ)。大野君のブルーベリーはかなり人気で、消費者からかなりの支持を受けている。
「ぜひ試してください」
といわれたのが、彼自身がつくっているブルーベリージャム。
ビスケットに載せて食べると、酸味と甘みのバランスがよくて美味しい。よくある市販品の、砂糖の味しかしないブルーベリージャムとは違って、ベリーの素材感がきちんと残っている。結果、香りがまったく違うものになる。
で、この大野君がブルーベリーパイを作って、第一回味見会に出品してくれた。ただ、その時はちょっとパイが、、、うーん今ひとつ評価が低かった。その雪辱戦を明後日に開催される第二回味見会でぶつけてくれるという。
大野家を訪ねたら、大野君自身は別件があり、ご両親が迎えてくださった。
「あのね、じつはうちの主人はやまけんさんのラジオのファンで、、、」
ええええっ? それって、ちょっと前に2年やらせてもらった、NHKラジオ「ビュッフェ131」のこと?
「そうそう、農家は意外と作業中に聴いてるんですよ」
うわーーー なんだか嬉しい。
後からJAの人に聴いたら、大野さんのご主人は愛媛たいき農協では「仏の大野さん」と呼ばれる人格者だそうだ。まさしく優しいお顔。
さっそく、お茶をいただきながら大野君の新しいブルーベリーパイをいただく。
おおおおおおおお!!なんだかパイの質感がむちゃくちゃに上がってるじゃん!
「なんだか、頑張ってパイ生地の品質を上げたみたいですよ」
とのこと。うん、これは前のと全然違うよ!
みてくださいこのブルーベリーの実の残り具合。農家がやる加工品は素材感を残さなきゃ、と言ってるけど、まさしくこれですよ、これ。
このパイ、すんげー旨い。なんてったって中のブルーベリーフィリング自体が絶品だから、パイ生地が旨ければ無敵だ。これひとつで200円台になるらしいが、縦に4カットくらいして十分な量だから、一家のおやつにちょうどいい。リーズナブルではないか。
「こっちは栗のパイです」
定評のある、大洲産の和栗ですぞ、、、美味しいに決まっている。
こちらはお母様のつくったスイートポテト。美味しゅうございます。
一行、存分に堪能したのであった。
大野家の皆さま、ありがとうございました。明後日、第二回味見会が開催される。大野君の新生ブルーベリーパイはどうなるか!?楽しみだ、、、