羽田空港での緊急着陸のせいで50分も機内で待たされてしまったけど、宮崎に到着。宮崎駅からワンメーターで一平寿司に到着。食品スーパー「フーデリー」の専務である宮田竹虎君を呼び出して昼飯。
一平寿司でも恵方巻がバカ売れしているようで、増員してこのセットを作っていた。けど、一平寿司ではレタス巻きの持ち帰りでやる人の方が多いそうだ!
ああ、変わらぬ味、レタス巻き。これこそが自家製マヨネーズを寿司に使った元祖なのである。竹虎君によると、
「宮崎の寿司屋はどこでもレタスと海老とマヨネーズを巻いた寿司を出しますけど、みな一平寿司に遠慮しているのか、敬意を払っているのか、がっちり巻いた寿司を普通に切って出してます。一平みたいにふんわり手巻きにしたものって、ないんですよ!」
とのこと。いい話だ、、、
バッテラの旨さも変わらず。
レタス巻き6本とバッテラを食べて、「さてじゃあ次にいくか」。
「え?まだなにか食べに行くの?」
と一平寿司の皆さんにあきれられながら、竹虎君の車に乗り込む。実は前回の宮崎で彼が「ぜひ連れて行きたい弁当屋があるんですよ」と教えてくれた店があるのだ。
「どこにもないチキン南蛮弁当を出す店なんです。もともと「おぐら」に務めておられた方が独立して弁当屋を始めたそうなんですけど、普通のチキン南蛮のタルタルに加えて、「和風タルタル」ってのがあるんですよ。緑色のソースで、おそらくわさびだと思うんですけど、、、」
なぬ! 和風タルタル!それは食ったことがないなぁ。 しかも!
「やまけんさん、そこはですね、海苔弁が有名なんです。大盛りをはるかに超えたウルトラ盛りなんてのがあるんですよ。もう、蓋が閉まらないほどぎっしりご飯が入るんです。僕の通ってた高校のある駅からちょっと歩くんですけど、学生時代によく買って帰りました(笑)」
ウルトラ盛り!
なんとも惹かれてしまう、、、ということで今回そこを目指したいと思ったわけである!
宮崎市街からちょっと走った、駅で言えば南宮崎近く。
このレトロなビルに入っている「押川弁当」がそれである!
メニューを見ると、のり弁のところのバリエーションがスゴイ!!
のり弁とエビタル(佳い名前だ、、、)は、普通・大・特大・超特大、そしてスーパー!、ウルトラまであるのだ!それにしてもウルトラでも640円は安いよなぁ、、、
ただしもうレタス巻き食べてるし、今回は例の二種類のチキン南蛮を食してみたい!ということで和風チキン南蛮とスペシャル弁当を買うことにした。大淀川の川縁に移動して、実食!
みよ、これが和風チキン南蛮の緑色のソースだ!
そしてこちらはスペシャル弁当。普通のタルタルのチキン南蛮も入っている。
河原でこんな風に食べました。和風タルタル、わさび風味なのだろうか、さっぱりした風味で、僕は普通のタルタルよりもご飯が進む味だと思った。なんばん酢の加減が思ったよりもあっさりめ 。だからチキンなんばん弁当単体だけだと、もうちょっとパンチが欲しい感じ。けれども、和風だとソースの風味が濃いので、それがない。この店で食べるなら和風がお奨めだな!
しばし、宮田竹虎とこの日本の小売業界の展望について語らい。
「いま、どこのスーパーも価格を安くする競争ばかりで、社員がやりがいをもてずに疲弊してるんですよ。でも、どうせ苦労するなら他店より高いけど、佳いものを売ることで苦労したい。そう思ってやってます。」
彼によると、愛知県の渥美の方にも、仕入れ先を叩くのではなく、佳いものを適正な単価で販売するいいスーパーがあるらしい。今度足を運んでみたいと思う。
それにしても腹一杯だ、、、でも今度はウルトラのり弁にチャレンジしたいと思う。
さらに続きます。