和歌山県のとある湾に迷い込んでいるとみられていたマッコウクジラが沖に戻ったようでよかった。実は5月後半に和歌山に行った際、遠くからクジラが顔を出しているところをみていたのである。
300mmの望遠で撮ったので、大気のガスが写ってしまって鮮明でないが、海面に浮いているのがわかるだろう。マッコウといえばでかいクジラだ。かぶりつきで見た人は、驚いたことだろう。
この日はとある水産関連の視察をした後、田辺市に移動。農家の直売所にて生産者さんと軽くお話し。
この直売所の裏手が小川になっていて、これがまたなんとも、自分の田舎にはこの風景があって欲しい!と思うようなものだった。
撮れなかったけど、小魚も一杯!たくさんの生命が息づく川だった。
この近くには実に面白い農家民宿施設がある。秋津野ガルテンという施設だ。
廃校になった小学校が、デベロッパーによって更地にされて住宅になってしまうところを、元・生徒だった地域の住民がお金を出し合って会社を作り、校舎を活かした農家民宿施設に変えたのだ。
これがなかなか、風情があっていい佇まい。
レストランも完備、アイスクリームなどもあり、近所の学校の女の子が下校途中にお茶をしていた。案内してくれた農家さんも「おー 最近どうや?」と声をかけている。
地域住民不在の施設ではなく、地域ありきで産まれたこうした施設は、サービスレベルが伴わずに消えていくものも多いが、ここはどうだろう。少なくとも僕は泊まってみたくなった。ぜひ一度ゆっくり来てみたい。
帰り道、とある業者さんのご厚意で美味しいめはりずしをお土産に持たせていただいた。同行のバイヤーさんの
「旨いめはり寿司、売ってませんかね?」
という問いに一瞬うーんと頭を悩ませた後、そこの社長さんが電話をかけ「5分でいくかた、お土産用にめはり寿司を握っといて」と言う。やっぱりこういうのは地元の人に聴かないとね。
高菜を漬けた一枚まるごとの葉で、さまざまな具材を混ぜたご飯を包んだめはりずし。ここのめはりの中身は、、、
なんと、醤油を混ぜたご飯のみ!!!!!!
これが実に絶品なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
幼い頃、醤油をご飯にかけて食べるのってすごく好きだった。しかし、おふくろは「身体に悪いからダメ!」と、必ず海苔とか卵と一緒に食べろという。でも、子供心にも醤油かけご飯が旨いのであって、他のものはいらないと思っていた。
醤油かけご飯だけのめはりずし、実に最高。美味しゅうございました!
さて明日からは北海道。足寄に行って参ります。