広尾の「山藤」にてお客様の接待をしていたら、編集者Kさんが入ってきてビックリ。しかも同行は山本ヨウコさんだったりする。偶然とはあるものだ。
「あーーーーーー ちょっとだけ時間ちょうだい! 次の原稿の打ち合わせしなきゃ!」
と言うので、店を出て皆さんを送ってから、再度合流。
「前に、ビオファーム松木さんが連れて行ってくれたお店にいきましょう!」
と連れて行ってくれたのが、広尾駅から天現寺方面に行ったところにひょこっとあるビストロのようなお店。でも、店の前の小さな黒板には「うさぎ、猪、青首鴨」などと書いてある。おっとかなりいいんじゃないのぉ?と期待しながら入店。
もうすでに山藤でガッツリ食べていたけど、うさぎ、食べたい。
「あ、じゃあココットで半羽分で焼きましょうか?」
いいですねぇ。まずはテリーヌと鎌倉野菜。
うーむ 店内の照明が暗いと、絞りを開放しないといけないので、ピントはホントに小さい面にしかこないなぁ。
さあそしてうさぎさん。
うおっ
結構なボリュームで出てきた!半羽分ってかなり食いでがあるなぁ!
このうさぎが、どうもかなり若い個体だったようで、弾力ブリブリ、香りhもとってもみるい感じでひねてない。夜のおやつにピッタリである。背中側の肉がどっぷりついている部分は柔らかに、そしてアバラの周りはブリンブリンとゴムのように弾力があって、かみ切れないくらい。ココットで野菜と肉から出てきたジュにマスタードを合わせたソースをスプーンですくって「旨い、うまい」といいながら結局みんなで完食。
「シェフ、ごちそうさま!」
「僕ね、以前、タテルヨシノでビオファーム松木さんの野菜料理のマチネーの時に、やまけんさんをおみかけしたんですよ!」
おっとそれは2年前のことだ!あの場にいたのね。奇遇なことに、そのとき一緒に居たのが編集K女史なのである。
この町田シェフ、意欲的な人で、松木さんの農地に自分の区画を借りて、自分専用の畑にしたいと考えているのだそうだ。それはとってもいいことだ。毎日世話ができないにしても、自分の店の畑があるというのは、意識が変わるはずだから。 こんなふうに夜食だけではなく、こんどじっくり向き合いに来たいと思う。どうもごちそうさまでした!
どうも上手くとれねーぜ、とD700にあたってたんだけど、帰りがけに店の前で送ってくれた二人を写したこの2カット、はっとする絵になっていた。
やっぱりこのカメラは人を写すようなのかもしれない、、、