和歌山県北山村は、9月に「じゃばら」と出会いにいった場所だ。
エントリを掲載して以来、「実は私、じゃばらマニアなんですよー」とか「北山村にはよくラフティングしにいってました!」という人と会うことが結構多くて、なんだよ北山村はメジャーなんじゃないか、と再認識していたところだ。
北山村にしか在来していなかったといわれている柑橘・じゃばら。このじゃばらの果汁は実に強い香りとクセがあり、それがまた際だった美味しさに繋がっている。例えば、焼酎をじゃばら果汁で割ると、実に最高にすっきり呑むことができる、まさに大人のカクテルに変身するのだ。
「実は、このじゃばら果汁と焼酎のセット商品を作ろうと考えています。」
と村長さんが言っておられたのだが、それができてきた。
20年貯蔵の米焼酎と、じゃばら果汁。なかなか素晴らしいセットである。まだ、呑んでいない。ていうかもったいなくて呑めない。
それにしてもデザインが秀逸。
左真ん中に、「邪払」と書いてあるが、これは「邪を払う」という意味を込めたものだ。日本では古来、檜(ひのき)の香りが邪を払うとか、様々な香りに邪を払う力を感じた。このじゃばらの強いクセのある香りも、たしかに邪気を払ってくれそうである。
このデザインを担当されたのが、地域デザインの世界では識らぬものの居ない梅原さんだ。2月には、梅原さんとシンポジウムで同席させていただくことになっている。いまから楽しみだ、、、
このじゃばら商品、北山村のWebで購入することができる。同村は、日本全国の地域振興関係者から注目される存在なので、いちどどんなことをしている村なのか、覗いてみて欲しい。
■北山村Web
http://www.vill.kitayama.wakayama.jp/
それにしても、あの猛々しいほどにパワフルに実った青い果実が、こんなに熟れてきたとは、、、香り満点、味も実にしっかり乗っている。 またあのめはり寿司を食べに行きたいものだ、、、