佐賀である。なぜ「リベンジ」か、というのはというのは、まだブログというシステムがなかった頃、この食い倒れ日記がメールで150人くらいに送りつけられていた時のエントリまでさかのぼるのである。
https://www.yamaken.org/kuidaore/20020308saga.html
懐かしいぜ、、、この頃は今以上に「書く」衝動が強くて、このテキストなんか、一通り廻った後に1時間くらいで一気に書き上げているはずだ。2002年といえば6年前。やっぱりいろいろと文体とかにも違いがあって、自分でも面白い。後半に出てくる、深刻な夫婦げんかしてた一家はどうなっているだろう。あの女の子も、多感な思春期に入っていることだろう、、、
さて、佐賀では畜産関係者に対する講演だった。
黒毛和牛中心の佐賀県の肉牛事情をしりつつ、「これからは赤身でしょう」という話しをずーっとしてしまった。でも、皆さん寝ないで聴いてくれてありがとうございました。
んで、終了後。
「山本先生は佐賀ではあんまりいい思い出がないみたいで、、、」
とみなさんが仰る。も、もしかして、、、
「『失意の佐賀編』は関係者みな読みました。あの辺は旨いラーメン屋はないんですよぉ、、、」
えええ、読んでたの?
「先生に何か喜んでもらえるモノがあるかと思ったんですけどね、佐賀牛でもご満足されないみたいですから、、、」いやいやそういうわけではないのですが、、、
そうした会話をするなか、佐賀の皆さんの口から数回でてきたのが、ローカル食である「井出ちゃんぽん」。どうやらこの辺の人たちがラーメンと同様に愛するのが、佐賀ではこの味がチャンポンの主流という「井出ちゃんぽん」らしいのである。
「じゃあ、そこ寄って帰りますわ」
「いえいえそれならお送りしますよ! 本当は佐賀からはちょっと遠い郊外に本店があるんですえkど、佐賀市内にも支店ができているみたいなので、、、」
ということで向かったのである!
ちゃんぽんは650円、、、でもね、やっぱりここは「ちゃんぽん野菜めん大盛り」850円でしょう!
待つこと4分くらいであろうか、調理場から、ものすごい盛りの丼が運ばれてくる、、、これが井出ちゃんぽんの野菜めん大盛りである!
ちなみに並盛りとの差はこんな感じ。
たっぷり盛られた野菜に絡んだスープの味は、まろやかな豚骨ベース、これをおかずとして白飯が食えるという味である。そして東京ではあまりお目にかかれないチャンポンめん、僕は大好き。ラーメンとは違い、かみしめる食感がたまらない。このストロング麺がスープに絡むわけだが、麺も野菜もぎっしり入っているから、スープ量は多くない。その多くないスープ量できっちり麺を食べさせる必要があるからだろう、実にこってりまったりしたスープ味で、これだけの麺量を食べ進むための推進力としてまったく不足を感じない!
ちなみに卓上にはウスターソースの器が。
「もしかして、佐賀県民もチャンポンにはソースをかけるんですか?」
「そうですねぇ好みですが、、、やる人もいますね」
おおおおおおおお 熊本は氷川町の「みやべのちゃんぽん」のように、ちゃんぽんにウスターソースというのは佐賀においても愛されているのであった!チャンポンのまったりしたスープに、酸味と甘味をソースで加えることで、またアクセントが変わって食べ勧める推進力になるのである!
実に美味しゅうございました。勿論すぱっと完食。
今度はぜひ、まだ未体験の唐津に行って、海産物まみれになりたいものだ。
お世話になった皆様、ありがとうございました!