先日、二戸に行った際、帰りがけに駅前の雑穀茶屋「つぶっこまんま」に寄ると、
「あら、ヤマケンさんに渡すものがあるからって、駅にいったわよ」
とのこと。改札に行くと、安藤さんが包みを持って待っていてくれた。雑穀料理の中でも、結局はこいつが一番旨いと思うおにぎり。そしてタカキビの団子「へっちょこだんが」の汁粉。そして、箱が入っていた。
「うちで採れたサクランボ。美味しいと思うから食べてね」
家に帰って箱を開けてビックリした。等階級でいえば「特秀」クラスであることは間違いのない、超・大粒で形の揃ったサクランボだ。これを市価で買ったら、一箱6000円はくだらないだろう。うーむ 直美さんありがとう、スゴイものをいただいてしまいました。 アメリカンチェリーも美味しいものだけれども、やっぱりサクランボの繊細な甘さには叶わない。このドでかいサクランボを作り出す技術に、名品種・佐藤錦をコルト台という台木に接ぐというものがある。台木と佐藤錦の相性で、味のよい大玉が多量に着果するらしい。もちろんその分、高度な栽培技術を要するとのこと。
二戸の産直所には「コルト台使用」という札の着いたサクランボがたくさん売っていた。そこで、ちょっと傷モノの安いのを数パック買って帰ろうとしていたところだったのだが、とにかく直美さんの家のさくらんぼはものすごい気品に満ちあふれた、まさに宝石のようなものだった。
つつしんで、嫁さん以外の誰にもあげずに独占していただきました。ご馳走様でした!