きれいなきれいな山の中。出雲の山の緑はなんだかとても深い。
そんな深い萌緑色の中に、まだ若い子牛を発見! かなり標高の高いところで、彼らは遊ぶ。 おっなんだなんだ!?とカメラに近寄ってくる、、、と思ったら、カメラのレンズをべろんとなめようとする! 同じ放牧でも、岩手県の短角牛は人に寄ってこないのに、ブラウンスイス種は人なつっこい。 手なんか差し出すと、ゾリゾリした舌で舐められる。柔らかく暖かいヤスリで触られているみたいだ! 山地酪農に順応した牛は、人間でも慎重に降りるような高いところをタタタタッと滑り降りる。搾乳の時間になると自ら山を下りようとする。それが山地酪農だ。
もうすぐ出る「専門料理」の連載で、木次乳業を掘り下げて書かせていただいた。このブログのほうも、専門料理誌が出たらその模様をお届けしよう。
でもフライングしたのは、あんまりこのブラウンスイス種の牛ちゃんが可愛いからだ。特に冒頭から二番目の写真。もの凄い光線を放つ緑の中にフワッといる子牛を見つけた時、背筋に電流のようなものが走った。あの感覚を伝えたいものだ。