仕事がさばけなくて運動不足・寝不足の重い身体を引きずりながら熊本へ。
ちょうど一年前に週刊アスキー取材で来た、八代の地元民には有名なチャンポン屋である「みやべ」へ。 相変わらず混んでいて、かなり待たされるけれどもどうしても喰いたい!と、取材陣を説得して席に着く。
みやべの魅力はチャンポンだけではない。観ておわかりのように「肉めし」とか「中華バリバリ」とか「にぎり」とか、かなりソソルネーミングに溢れているのだ! 極太ちゃんぽん麺と大量の野菜が、白湯系ではない絶妙のスープを染みこませて運ばれてくる。旨い、、、しかしこの段階ではまだ完成ではない。ここに卓上のウスターソースを一回し、二回しかけていただくのである!
ウスターソースのほのかな酸味と強いコクによって、味に奥行きが出る!
「これは旨いね!」
とカメラマンのNさんがすごく喜んでくれた!熊本の水先案内人であるキエツさんによれば、
「ここの地元民でもソースをかけるひととかけない人に分かれます。けど、大きい器にソース入ってるでしょ?そうじゃないと間に合わないんですよ。ソースと胡椒をバッバとかけて完成なんです。」
ちなみにソース焼きそばも気になったので頼んでみる。ちゃんぽん麺を炒めて出てきたこれがまた旨い!
単なるソースではない なにかの味がする、、、
とのことなのである。会計時、店のおかみさんが「昨年はどうもありがとうございました」とお声をかけてくださる。覚えていてもらえたらしい。どうもご馳走様でした!
帰り道、熊本県内では随一の酒の品揃えを誇る「ARAKI」へ。ワイン発掘に燃える社長が「この白は最高です!」と仰る。 むむむ! マジで美味しい、、、
マスカットのようなフレッシュにして丸くふくよかな香り。飲み口は柔らかすぎるきりっとしていて、後に残らない。いいワインだ、、、チリ産で3500円程度。 アル・ケッチァーノの奥田シェフに師事してレシピを監修していただいたという、冷製塩トマトのパスタ。
酒屋の置くにこんな素敵な空間があるなんて余り人に知られていない。熊本のみなさん、ARAKIの楽しみ方は酒だけではないようですよ。
熊本市内に戻り、キエツさんが情報を仕入れてくれた活け魚料理「もぐり漁師の店」へ。 うわさに違わぬ旨い魚が並ぶ!
そして〆は、熊本ラーメン「天外天」。若き店長が週アスの読者だという店だ。この日も入店した瞬間に「あっ また熊本編ですか?」と訊かれた。 こうして熊本の世は更けていったのだった。 そして今、東京。さーて仕事仕事、、、