もうお買い求めいただいた方もいるだろうが、今月出ているdancyu、色んな意味で非常によい内容の号になっている。
dancyu (ダンチュウ) 2008年 05月号 [雑誌]
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この記事が成立する過程が、個人的には嬉しく楽しいものだった。本ブログの岩手縦断編で、盛岡出発時のブランチにいただいた、あの驚愕の福田パンを覚えているだろうか?
この記事を読んだ編集部のSさんが驚愕して、いずれ記事にしようと考えていてくださったらしいのだ。そうだよなぁ、福田パン初めて見た人は絶対にビックリすると思う。
「あれを書くならやっぱりヤマケンさんに!」
と言っていただいたようで、本当に嬉しい。盛岡近辺の人たちにしてみれば、僕のごときヨソ者が福田パンのことを書くのは楽しくないかも知れないが、一ファンということでお許し願いたい。
さて今回の取材で驚いたのは、僕が行った店舗の向かい側に、綺麗になって新装開店されていたということだ。 店内にはいるとさっそく行列である。あの、熟練のお母さんたちが複雑なオーダーに応じて俊足で各種具材をコッペパンに挟んでいる風景が展開されている。 相変わらず充実したラインナップ! 無敵の定番「アンバター」だけではなく、やっぱりオトコとしては惣菜系パンが魅力的だ。 詳しくは記事を読んで欲しいが、この日は福田パンの3代目・福田専務にお話を伺った。物静かで謙虚、やわらかな人だった。
福田さんがオススメだった具材のコンビネーションはなんと、「チキンミートにスパゲティ」というものだ。チキンミートとは、鶏そぼろに辛しマヨネーズというものすごい食欲をそそるフィリングだ。それにナポリタンが同時に挟まっているなんて、すげえ!
結論としてこいつは実に最高!願わくば、ここにオリジナル野菜を加えたらベリーベストとなるだろう!次回は絶対に頼んでやるぞ!オリジナル野菜と照り焼きチキン、そして卵というこちらも魅惑のトリオは、想像通りの美味しさであった。 このほか数種のサンドイッチを試食。パンでこんなに腹ががぼがぼになったのは初めてだ!
記事には、この惣菜パンオーダー時の約束事なども書いている。ぜひお読みいただきたい。
そして実は、この日訪れたもう一店である「粉ひきのゴーシュ」が、実に感動的な店だったのである、、、
新花巻駅からタクシーで8分ほど。街道沿いに建つそば屋を改築した小さなベーカリーが「粉ひきのゴーシュ」だ。 ここも、ぜひ記事で詳細を読んで欲しいのだけど、、、
もの凄い店なのだ!
とくにこの店のスペシャリテといえる人気メニューがこれ。
「吾助どん」
という、油揚げをメイン具材として挟んだ一品だ。 正直、舐めてかかっていた。「油揚げなんて、バサバサしてる具を挟むなんて、たいしたことないに違いない」と、、、
大間違いであった!
はっきり言っていまでも全く忘れられない。あの衝撃の美味しさをまた味わいたい。花巻の人は幸せだ、あれを食べられるなんて、、、
そんな情報の詰まったdancyu5月号、ぜひ買ってくださいませね。