本日発売の「dancyu」12月号、短角牛に関心がある人はぜひ手にとって欲しい。
コーナー「旬探訪」にて、岩手県の短角牛の記事を書かせていただいた。そしてその2ページ後の「新店、クローズアップ」にて、なんと農園レストラン「La毛利」の記事も書かせていただいているのだ。
もうね、マジで気合い入れましたヨ!
dancyuでの執筆は、種子島の沖ヶ浜田での黒糖生産のルポを書かせていたのが最初だが、今回は何と言っても完全に僕のライフワークの一つとなった短角牛がテーマだ。ちなみに短角牛に関しては数年前にも同誌に森脇慶子さんが記事を書いていらっしゃって、その内容が非常に緻密なものだった。だから、新しい価値を提起できるようにと頑張ってみたつもりだ。
もちろん主役の一つは二戸市浄法寺の短角牛。のどかな放牧風景が写真家の伊藤さんによってビシッと切り取られている(ここに載せてるのは僕の写真だからネ。)。
そしてもう一つ嬉しかったのは、二戸だけではなく、僕の短角牛との出会いである久慈市山形町を登場させることができたことだ!
山形町は、3年前に僕が遊びに行った時はまだ「村」だったが、昨年に久慈市と合併して町となってしまった。アップダウンの激しい山間地中心の町だ。そしてここも、岩手県を代表する短角牛の産地なのである。
山形町のジャニーズ系短角牛肥育農家である(笑)カッキーこと柿木君。
実は山形村の短角牛はもの凄い基準で生産されている。それは何かというと、飼料が全て国産なのだ!
いま、国産飼料100%で育てられている肉牛は日本でほとんど居ないと言ってよい。どこでも濃厚飼料と呼ばれる、トウモロコシを中心とした輸入飼料中心に、牛を太らせるための飼育をしているのが現状だ。だからこの山形町の短角牛生産はあまりに尊い。その辺のことをキッチリ書いた!
僕がオーナーになった母牛の子供は、一匹目は二戸で肥育しようと思うが、二頭目が産まれたら、この山形村で肥育をしてもらおうと考えている。
もちろん、短角牛料理もたくさん紹介している!
短角と言えば焼肉という感じで紹介してきたけれども、実はこの山形町にはものすごい伝統料理文化が伝わってきた。山形村にご執心になってしまって、山形村の食材で本を上梓した料理研究家さんがいらっしゃるくらいだ。
これはべこ汁。どんなものかは誌面で読んで欲しい!
ちなみに、この取材中にもの凄い偶然が起こったのだ。というより取材後なんだけど、新幹線で東京駅に着き、カメラマンの伊藤さんと別れる間際に挨拶をした。
「伊藤さん、どの辺にお住まいなんですか?」
「ん、埼玉の○本市に住んでるんだよ。」
「え、え、えええええええ? 僕の実家もそうなんですよ! □▲8丁目なんですけどね。奇遇だなぁ」
「ん??? 俺の家は○丁目だよ。隣だねぇ、、、」
「ほ、ホントですか? うちの近くに○○ストアってのがあるんですけど、、、」
「あ、俺んちはその駐車場の隣だよ。」
ひええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
なんとなんとなんとなんと!
実家から50メートルのところに伊藤さんの家がある!
びっくりして実家に電話してみて、またもやビックリ。うちの妹が中学生の頃に一緒に通学していたのは、伊藤さんの娘さんだったことが発覚したのである!
先日、うちの実家の斜め裏に住んでた幼なじみの山本まりこちゃんというフォトグラファーの話を書いたけれども、50メートル向こうには伊藤千晴さんが居たのだ!僕の実家周辺はどうなっているのだ!?
人生ってスゴイ。何度もそう実感してきたけど、またもやそう思わざるを得ない。
そうそう、短角牛の2ページ後に、農園レストランLa毛利の記事も書いたので、こちらもぜひよろしくお願いします。
ということで
今月号はぜひ立ち読みではなく買ってくださいませ。
文字量が同誌の記事としては無茶苦茶に多いページになったので立ち読みじゃ読み切れないと思う(笑)
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