昨日の読売新聞を読んだ人は、もしかすると私の名前を発見されたでしょうか(笑)
ちょうどフードファディズムの記事で依頼が来たのでコメントしたのですが、ここ最近集中的に、食についての我々の態度が問われる事件が相次いでいます。
今後、日本は人口が縮小し、もしかすると国の資産も目減りしそうな雰囲気の中、どのように食と向き合い、どのような食を求めていくかということが非常に重要になります。最近はいろんな企業が「食育」といいながら、食に関わる知識の提供を始めています。しかし、これからは食育の名を借りた販促キャンペーンまがいの動きも多々出てくるでしょう。 「あるある」の事件をみれば、情報を意図的・戦略的に流されたとき、知識を持たない消費者は、情報を正しく評価・峻別することができないということがよくわかります。
で、私が所属する「食生活ジャーナリストの会」(http://www.jfj-net.com)主催で、シンポジウムを開催します。
なんと第一部の基調講演は、間のいいことにフードファディズムの専門家であられる高橋久仁子先生がお話ししてくださいます。フードファディズム(FoodFaddism)とは、
「食べ物や栄養が健康に与える影響を、プラス面・マイナス面のどちらにかかわらず、過大に信じたり評価してしまうこと」
という意味の言葉です。まさに「あるある」などの番組に対する一部消費者の反応の根底となる潮流です。
そして第二部では「大人の食育 子供の食育」と題したシンポジウムを開催します。昨年に引き続いて不肖わたくしめがコーディネータをつとめますが、ゲストが豪華!
このブログ上で紹介したときにかなり大きな反響をいただいた、西日本新聞社の食に関する名連載「食卓の向こう側」の編集委員を務める佐藤弘さん。
そう、このシンポのためにお会いしに行ったのであった。
それと、これまたかなりのメールをいただいたエントリだったのが、僕の母校にして、中高に向けた食育を20年以上続けてきている自由の森学園。
■日本最高峰の学食は、僕の母校にある。 埼玉県飯能市・自由の森学園の素晴らしい食への取り組みをみていただきたい。
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/08/post_867.html
生徒からは「お母さん」と慕われる、創立当初からの中心メンバである泥谷千代子さんにご登場いただく。机上の話しではなく、中高生という最も心の揺れ動く年代の生徒の心身の健康にずっと関わり合ってきた立場からお話しをいただく。
その他にも、食育関連の情報交流サイトとして老舗の”ほねぶとねっと”(http://homepage2.nifty.com/shokuiku/)を主催する食育コーディネーター 大村直己さん。
そして!
我が食生活ジャーナリストの会の重鎮にして、超・理論派で超・わかりやすいお話しをされる佐藤達夫さん。
このような豪華布陣でシンポジウムを行います。
平日開催なので来られない人も多いと思いますが、関心のある人はぜひおいでくださいませ。
名刺交換会の時間もありますので、お話ししましょう。
以下、情報です。
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食生活ジャーナリストの会 第16回公開シンポジウム
「大人の食育・子どもの食育」
~現場の事例から食育の将来をさぐる~
2007年2月19日(月)13:00~
家の光会館7階ホール
協賛:
株式会社カゴメ、株式会社ザンゴジャパン、静岡県東京事務所、大地を守る会、
トーヨーライス株式会社、株式会社ミラ・ソル
*シンポジウムの趣旨*
「食育基本法」の施行から1年半。「食育」ということばがようやく市民権を得てきて、真摯に食育に取り組む企業も日ごとに増えてきました。しかし、後を絶たない食の安全の問題に見るように、生産現場から一般消費者にいたるまで、依然として試行錯誤が続いています。
食生活ジャーナリストの会では、昨年「何から始める? 食育――食生活ジャーナリストの取り組みと今後の展望」というテーマでシンポジウムを開催しました。本会会員の中には、「食育」ということばが認知される以前からこの問題に取り組んでいた専門家もいます。そこで、取材現場で直接・間接的に「食育」に取り組んでいる会員たちがパネラーとなり、取材の中から見えてきた現状と問題提議を行い、今後の方向性をさぐるという実際的な試みでした。
昨年の成果を踏まえながら、今年は教育・研究機関、メディアでそれぞれの立場から「食育」に取り組んでいる方々をお招きして実際的なお話を伺い、活発な討論を展開していただきます。「食育」に何を期待し、どのようにかかわったらよいのかという皆様の疑問に少しでも応えることができれば幸いです。
◇ 構成 ◇
13:00 主催者あいさつ
食生活ジャーナリストの会代表幹事 越膳百々子
13:05~ 基調講演:「フードファディズムと食育」
(群馬大学教育学部教授 高橋久仁子氏)
13:45~ パネルディスカッション
食育コーディネーター 大村直己氏
西日本新聞社編集委員 佐藤 弘氏
自由の森学園 食生活部 泥谷千代子氏
食生活ジャーナリスト 佐藤達夫氏(本会会員)
コーディネーター 食生活ジャーナリストの会副代表幹事 山本謙治
15:45 (休 憩)
16:00~ 名刺交換会
シンポジウム終了後、会場内にて親睦を兼ねた名刺交換会を行います。マダム石
島ご協力による軽食をご用意してありますので、ふるってご参加ください(参加費無料)。
*総合司会/佐々木仁子(フリーアナウンサー・本会会員)
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【会費】
一般…1,000円 学生…500円
団体(10人以上の団体)…800円
◆お申し込み・問い合わせは下記まで
JFJ事務局 駒井信行
〒330-0801 さいたま市大宮区土手町2-25-2
電話&FAX;048-642-0178
e-mail: okoma@m8.dion.ne.jp