ある番組(まだオンエア前だから言えないけど)の食材で、水茄子の一種である馬場茄子が出てきた。
これは僕も観るのが初めてだったのだけど、素晴らしい茄子!
水茄子とは姿形が違い、どちらかと言えば千両型の体躯で、先が大蔵ダイコンのように詰まっている。ぱっとみではあまり水茄子っぽいイメージはない。しかし、この茄子の果肉は、先頃紹介した泉州水茄子とは性質が違い、緻密な果肉なのに危ういほどの柔らかさを持っている。
どれだけ柔らかいかというと、、、
収録後に持ち帰るために手提げ袋をいただいたのだが、自宅に帰ってから茄子を出すと、なんとその布地の編み目がついているのである!
もちろん自重だけではなくいろいろ荷物をいれたからそれに押されたのだろうけど、それにしても茄子の表皮に編み目がつくというのはなかなかみられない。一度産地で樹を見せていただきたいものだ、と思う。なにわ野菜も奥が深い。