2006年4月 5日 from 首都圏
最近、「このブログ、食べ物のブログじゃなかったの!?」と言われそうなくらいによく登場しているPHSの会社ウィルコムだが、いまだに僕がウィルコムユーザだと言うと「え~ そんな人まだ居るんだぁ」と言われるのが不思議だ。使ってみれば絶対に乗り換えたくなるはずなんだけどね。やっぱ、ドコモの端末みたいに小さい可愛いのを出せばいいかもな。
さてウィルコム社の重要人物であり超美食家・健啖家である喜久川執行役員様からお声がかかった。
「うちの会長が農業大好きなんですよ、阿佐ヶ谷の美味い中華にお連れしますから、お相手おねがいできませんか」
行く行く、農業とウィルコムと中華!どれに比重を置いていいんだかわからんがそりゃ行きますよ!ということで、いつもはトルコ料理イズミルなどに行くため北口に出ているのを、反対側に出て青梅街道方面に5分ほど歩く。
「漢字だと読めないんですが、『とむす』という店です」
とおっしゃるとおり、見慣れない漢字で読めなかったが無事到着。
とむす
阿佐ヶ谷南3-31-14 TEL:3391-6199
店の構えはそれほど威圧的ではなく、小さな中華定食屋さんかと思ってしまったが、店内はかなり奥行きが長く、個室スペースもしつらえてある、本格的な店であった。
さてウィルコムの皆様もそろい踏み「じゃあやまけんさんどんどん食べたいものは頼んで。最初だけ、僕がいつも食べるのをいくつかお願いして出してもらいますから」ということでスタートした!
で、大変申し訳ないんだけど正確な料理名・メニューを失念。どういう料理だったという感想のみ記します。
中華に限らないが、前菜が美味い店は全部の皿が美味いことが多い。そう言う意味ではこの店、かなり期待が出来る。
美麗、絢爛というイメージではなく、質実剛健・実直という感じの盛りつけだが、一品一品が丁寧に作られている。特に美味かったのが牛タンを蒸し煮したものに、青葱などのソースをかけたこの一品だ。
この翡翠色のソースが絶妙に旨い!次回訪店した時にはこいつだけ皿一杯食べるゾ。
「やまけんさん、このスープがね、バカウマなんですよ。」
と喜久川さんがニンマリしながらリコメンドするのがこの、蟹の浮き実がぼこぼこ入ったスープだ。
とろみをつけた上湯に卵白かなにかでふんわり仕上げたすり身団子がのっているものか、と思い口にした。
ウオ!
こいつは素晴らしい!
すり身というより、ムースに近いふんわり度で、しかも蟹の薫りと風味がプワンと存在感をもって拡がるのだ!そして、この上湯がまた素晴らしく上品で、しかもしっかり一本線が通っている。素晴らしい一品だ!
次の皿は「辛いですよ」という、牛肉を豆板醤主体で炒めたものを、クレープのような春餅で包む料理だ。
こいつが実にストロングにギシッと、細切り牛肉に味が絡んでいる。豆板醤だけではなくいくつか複合技で辛味の調味料が使われている。
今外からアクセスしているので、とりあえずいったんここでアップ。
(続く)
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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