2005年9月 6日 from 食材
山形県鶴岡市の農家であり、そして「母屋」「菜あ」という家庭料理の店を営む小野寺美佐子さんという女性がいる。
■「菜あ」についての記事
http://www.shonai-nippo.co.jp/square/choice/c0504.html
慶應義塾大学の機関誌「三田評論」で農業談義をしたいということで、数人の農業関係者とともに座談会に加わったのだが、その時に入らしていたのが小野寺さんだ。米では有機JASの認定を受けているほどの農家さんで、野菜ももちろん出荷用と店用に栽培している。地域限定らしいが、宅配の会もやっているそうだ。
「のぅ、ほんとうに農家は大変ですのぅ」
と山形弁で話す彼女の言葉には強い説得力があった。その小野寺さんに、拙著「食い倒れガイド」を差し上げたところ、彼女の地・鶴岡の特産品「だだちゃ豆」が送られてきた!
鶴岡産のものが、本当のだだちゃ豆だ。こいつは鶴岡で、しかも生産者が小野寺さん。正真正銘のだだちゃ豆なのである。この見事な産毛、ぷっくりと肥った実、出荷最盛期のものである。
茶豆の中でも全国的に名を知られただだちゃだが、確かにこの特徴的な香りと愛らしい豆の形はワン&オンリーである。このような品質の高い枝豆を食べる際には、たっぷりめの塩をした湯で茹で上げ、ザルにとったら水にさらしたりせず、うちわなどで扇いで熱を飛ばして食べるのがいい。豆の持つ味わいと香ばしい風味を飛ばさないようにして食べるのが吉だ。
小野寺さんご馳走様でした!今度鶴岡にお邪魔します!
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同じ山形の白鷹町の「まあどんな会」のリーダーである佐藤洋子さんからは、白鷹名産の夏トマトと、青なんばん(青唐辛子)の麹漬けが届いた!
この夏トマト、節水栽培などで品質を上げているらしい。まあどんな会のメンバーが丹精込めて育ててくださった、ギュッと果肉の詰まったトマトだ。
輸送途上で追熟させたのではない、中まで真っ赤な大玉トマトもまた美味しいものだ。真面目なお酢醸造メーカである飯尾醸造さんから届いた富士酢のポン酢とマスタードドレッシングでいただいた。
2Kg箱一杯に詰められたトマト、信じられないことに全て我が家で消費。生食、トマトソース、カレーと色んな手段で食べ尽くした!
そしてこちらが青なんばんの麹漬けである!
見るからに強力な感じがするだろう?
一本で白いご飯が一杯食べられてしまうストロングな漬け物だ!、
全国の「まあどんな会」ファンの皆様、今年も着々と準備ができていますよ、、、
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そして沖縄編でいつも僕を水先案内してくれるキッペイからはなんと、沖縄そばセットが届いた!
「やまけん、早いうちに食べてね。」
というその沖縄そばは、「琉球麺屋 シーサー」というところからの宅配だった。
■琉球麺屋 シーサー
http://www.1seesaa.com
段ボールの中には、パック詰めされたスープと麺、そしてソーキやラフテーが入っている。
紅ショウガとかがなかったのだけど、ありモノを薬味にして、早速作ってみた。
この沖縄そば、マジで美味い!うちの嫁さんも「今まで食べた中で一番美味しいかも」と言っていた。
具に入っているソーキが柔らかくてジューシーでマジ旨である。
麺もタップリ入っていて、これなら沖縄から宅配する価値ありといえる。
キッペイ、ご馳走様でした!
さて
そして本日朝、長島農園から大量のバジル到着である。
前のエントリのコメントに長島君から業務連絡があったとおりだが、「1.4Kgいれちゃいました」とのことだ。葉物野菜の1.4Kgって超大量だ、、、
本日、バジルペースト作り決行である。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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