2005年8月18日 from 食材
まさにナスの饗宴だったのだ、、、
今年はナスに関してはそうとうに面白い品種群に出会ってきた。特に、新潟県長岡市に住むJIN君により僕の手に届いた「長岡巾着ナス」は、「蒸かし茄子」という新たなナスの食べ方を僕に開眼させ、そしてその旨さを十二分に知らしめた逸品だった。
その直後に触発されたかのように、京都大学農学部で教鞭を執る大石が、昵懇にしている京野菜の名農家でいらっしゃる田鶴さんの賀茂ナスを送ってきてくれた。そして、その大石が太鼓判を押すのが、三浦半島の長島農園の勝美君の手による米ナスだ。
このように多種多様なナスを目にすると、それはもう食べたくなってしまうこと当たり前だ。ちゅうことで、JIN君、大石、長島農園に、「食べ比べするから送って!」というワガママな依頼を出したのだ。その結果僕の家にはナスが溢れることとなった!
これが長岡野菜の巾着ナス。一緒に、大きさ比較用の電話機を置いてある。ちなみに私はズーッとウィルコムのPHSユーザです。
そのキュワッと巾着のように締まった、変わった形は過去ログを見て再度確認していただきたい。
■知られざる茄子王国・新潟の巾着茄子と梨茄子を食べた! ぐああああ 絶品旨い!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000759.html
お次は京都の名野菜、賀茂ナスだ。上賀茂地区の田鶴産のナスは、一流料亭に出荷されている有名な品なのだ。
お次は長島農園の米ナスだ。見てくださいこのデカサ!
黒光り艶々、手のひらに載りきらないこの迫力の弾頭サイズを見ると、やはり大陸ものはスゴイと思ってしまうなぁ、、、
これは長岡野菜の一つ、梨ナス。以前は浅漬け用に小さいのが来たが、大きい梨ナスも入ってきたのである。
このどでかいのは、その名も「焼き茄子」。これも新潟の野菜なのだが、勝美君が種を入手して栽培している。なんで「焼き茄子」というか、、、そう、焼き茄子にするのが一番美味しいナスだから。簡単だねー。でも実際に焼き茄子にしたときのパフォーマンスは最高なのだ!
最後は、京野菜の山科ナス。小さいナスの段階はキュッと締まった新潟系の面影があるのだが、大きい山科ナスは初めて食べる。
と、こういう布陣で臨むのであった。
メインは巾着ナス、賀茂ナス、米ナスという大型ナスの比較で、蒸しナスと揚げナスで特性をはかってみることにしたんである。
この日、冷蔵庫を開けるとナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスナスという状態で、かなり大変だったのだが、ひたすらテイスティングにいそしんだのである。
(続く)
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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