あともう一つ。
こちらのスーパーではよくサラダのパックをみかける。いわゆるカット野菜だ。
ロメインレタス、ルッコラセルバチコ、アンディーブなどが小さくカットされて入っており、1ユーロ未満で買える。
すでに洗浄されているのでこれをサラダボウルにあけ、好みのアチェート(酢)とオリーブオイル、塩をかけて混ぜるだけでビックリするほどに旨い。
思わず、ホテルの近くにあるスーパーで野菜類を買い込み、部屋でむさぼり食べてしまった。外のリストランテで食べると軽く日本円で5000円程度になってしまうが、スーパーで食材を買うと、500円程度で済んでしまう。
日本ではカット野菜の販売量の伸びがこのところスゴイのだが、それにしてもあまりこうしたサラダようパックに対する感覚は低い。日本人特有の清潔感にそぐわないのだろうかとも思うが、かといって生野菜が売れているかというと、売れていない。料理自体をする人が減っているから、サラダ自体を食べていないと考える方がいいのかな。
あと、日本でサラダにする野菜とイタリアでのそれは少し違うと思った。レタス、ルッコラをカット野菜にして売り場に並べると、日本ではかなり高くなってしまう。日本型のサラダ、例えば春菊やシイタケのスライスなどを使った、新しいサラダのスタイルを考えた方が良いのかもしれないな、と思ったのであった。