まだ僕には暑いと感じる日が続くが、店頭には秋の食材が出回るようになってきた。この時期、エメラルドといえば、先日の鳥長のエントリにも書いた銀杏だが、それではルビーといったらなんだろう?
深紅の赤い玉といえばそう、イクラだ! ここのところ、イクラには非常にツキがあって、寿司匠の生イクラやしんのすけから多量に分けてもらったりして、かなり食べる機会が多い。
そして先日、その決定版といえるものが家に到着したのである。
「やまけんさ~ん うちの夫が釣ってきた秋味(鮭)のイクラを送りますよ!」
というのは、北海道某所のパワフルハッスル女性エンジニアのSさんである。農産物関連の仕事でご一緒したのが縁で、いろいろと美味しいものを送ってきて下さるのだ。超長文のメールとともに、、、
「昨夜から、夫が恒例の秋味釣りに出かけて戻ったのが夜の9:30頃、収穫は立派なお腹を持ったのが2本、立派じゃないお腹のが2本、鱒が1本初回としてはまあまあかな。」
北海道では、川を遡上する鮭は権利関係があるので釣ってはならない。そこで違反にならない場所で獲るのだそうだ。詳しくは分からないがそういうことらしい。ちなみに今年は川が一面黒々になるくらいにスゴイ量の鮭が遡っているらしい。
「イクラ造りの過程です。
①玉を筋から外す
これが面倒、網を使ってやります。
②飽和塩水を作る
熱湯にしてどんどん塩を入れてとかします。
昨夜は1.0キロ以上は使ったと思います。
③塩水を冷ます
④冷ました塩水に卵をつける
この時間が微妙、我が家は4.5分です。
それでざるにあけてふきんを載せて乾かないように
して、冷蔵庫に保存します。3日くらいで食べれます。でも、私は翌日には食べてます(笑)
醤油漬けはもっと簡単
①玉を筋から外す
②ボールに酒と醤油を半々で入れる
日本酒は上等な方が美味しい。料理酒は甘くなるので使いません。醤油は我が家は昆布醤油です。
④卵を入れてそのまま冷蔵庫
3日くらいで食べれます。
ほら、食べたくなってきたでしょう?」
うううううううううううう 食いたい~
ということでお送り頂いたのである! 100円ショップで買ったという、中で水切りできる二重構造のタッパーが3つ。イクラ丼にしたら8杯分くらいか!
これ、比較対照がないのでわかりにくいが、粒が非常に大きい!寿司匠で食べるサイズよりも、一回りデカイ感じだ。黒醤油につかっているためダークルビーな色だが、その方が僕には食欲をそそる。
こいつを早速ご飯にドサッと乗せてみる。かねてよりやってみたかった、ご飯よりイクラの多いイクラ丼である。
思い切ってイクラとご飯をどかんと口に放り込む。ゆっくり噛んでみると、歯に
「プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチ、、、(以下略)」
と連続爆発的炸裂感を感じる。そしてネットリと濃いイクラ汁がドロリと口に拡がる。その濃さと対照的に味は実にあっさりとしている。塩蔵のひねた香りは、もちろん皆無だ。激烈にうんまい!
これにわさびをたっぷり溶かし込んで思い切り掻っ込む。わさびのヅンとくる刺激にむせびながら、口の中に拡がる旨味をたっぷりと味わう。この慶びがあと何回分もある。それがまた、慶びだ、、、
このイクラ、通風とかになったら食べられないから、健康な今のうちにガンガン食べておこうっと。あ、その発想がいかんのか。
Sさんどうもごちそうさまでした!