東京ビッグサイトで、明日23日までオーガニックエキスポというイベントが開催されている。
オーガニック関連商品や企業のエキスポで、日本での開催が今年で3年目になるイベントだ。僕も周辺業務ながらこの分野には関連が深いし、オーガニック食材のトレンドを観てみたいと思い、行ってきた。僕は招待券を持っているので無料だが、招待券を持っていなくても1000円で入場できる。
今年の目玉はなんといってもJETROが主宰している南米ブースだろう。
コロンビア、チリといった南米諸国のオーガニック関連商品が処狭しと並べられている。スリランカブースでは、スパイス類、紅茶に加えて、甘味料というか、沖縄の黒糖のような糖塊を試食させてもらった。
原料が何だったかは失念したが、濃厚ながらくどくない甘さと複雑なミネラル味は、本当に黒糖とタメを張る。ブースの兄ちゃんは流暢な日本語で、
「紅茶にこれを入れるんじゃなくて、紅茶を飲みながらこれを囓ると最高!」
と言っていた。
さて
イタリアのサルディーニャからも出展がされていたのだが、ここで思わぬ出会いがあった。ご存じシチリア料理の無二路で僕が大好きだったショートパスタ「スパッカレッラ」。輸入していた小さな商社が潰れてしまい、現在は日本のどこを探しても見あたらない。そのスパッカレッラにちょっと似たショートパスタがあるので、イタリア人に「スパッカレッラはないのか?」と訊いた。
日本語が全く通じないらしく、「シェフ」と呼ばれるある日本人が駆けつけてきた。
なんとこの人、、、あの兵庫県の赤穂市にあるピッツァ&イタリアンの名店、「さくら組」のシェフ、西川さんだったのだ! もう、超驚き&ハッピーである。「さくら組」へは、1年ほど前にニシガイチと一緒に行ったのだ。その時の感動したエントリはこちら!
「えええええ 俺、大ファンですよぉお」
「そうですか、どうもどうも!」
スパッカレッラは残念ながら扱っていないようだが、今後ちょっと情報交換をさせていただくことにする。いや、予想外の出来事で嬉しい。
この他にもあの納豆菌の応用加工食品であるテンペの商品ブースなどを見学。
まだ一般には出回っていないレア商品だが、この秋あたりからちらほら小売段階にもお目見えしそうだ。同行の津田ちゃんが営業の人と話しているのを訊くと、小耳に挟んだ価格はけっこう高い。ということは、これは健康食品扱いなのだ。日本という国の消費構造は面白いなぁ。健康という付加価値にはみな、お金を払うのだ。伝統食品の全てが何らかの健康要因を持っているというのに、、、
3年目を迎えたこのイベント、徐々に出展者も増えていい感じになってきた。何より、訪れる客層が一般化しつつある。これは重要。やはり普通の人が来るイベントというのが一番強いのだ。
もし関心のある人がいたら、1000円かかるけど一般枠でいってみてはどうかしらん。ブースで積極的にアタックすれば、ワインやチーズを試食できるはずだ。