先日、すでにクローズした六本木バンコクに顔を出したら、店長のノート君が「みんなヤマケンのホームぺージみて来るヨ。みんなバイカバオご飯頼むからすぐわかるヨ!」と言っていた。旨いだろ、バイカバオ。
タイではあの料理は超定番メニューだ。ご飯ものの屋台で周りを見回すと、必ず2~3人はこれを食べている。ただし、鶏肉を使ったものと、豚肉と使ったものがある。基本的には同じだと思うが、、、
路肩で小さな店を営むおばちゃんに豚肉バジル炒めかけご飯、目玉焼き付きを頼む。
にこやかなおばちゃんは早速に中華鍋に火を入れる。その横で細かく刻んだ豚肉をお玉一杯分用意。
油を鍋にひいて豚肉を投入する。すぐに火が通るところに、ニンニクとタマネギのみじん切り、そしてホーリーバジルを投入。このバジル、日本で一般的なスイートバジルではないので注意。使うのは香りが刺激的なホーリーバジルである。
これに調味料を入れるが、フライ返しにナンプラ、オイスターソース、味の素(必ず入る)、パームシュガーなどを少しずつ取り、一気に鍋に注ぐ。ジュワっと煙が立つのをあおり返し、これで具が完成。この間2分足らずである。
これに、油を多めにいれて目玉焼きを作る。ご飯にからむよう、黄身はトロトロのままである。これを載せ、きゅうりのスライスを添えて完成である。所要時間3分半程度の早業であった。
早速ナンプラーと唐辛子粉をかけ、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる。ホーリーバジルと刻んだ唐辛子のつんと来る香りとオイスターの風味が、火が通るかとおらないかの際にあった溶岩様の黄身と絡んで抜群に旨い!
ちなみにこれも30バーツである。タイのファーストフードは、実に早くて安くて旨い!しかも若者から高年齢層まですべてをフォローする内容である。
ああ、毎日喰いたいなぁ、、、と思いながら、この後の旅程で2回この料理を食べたのであった。