やまけんの出張食い倒れ日記

夕張TAメロンのカクテルを水澤君に創ってもらった。

 北海道の夕張郡周辺で名産の赤肉メロンには、色々な品種がある。僕が一番好きなのは、ここでも何回か書いた「キングメロン」という品種だ。正直、これに勝る品種に出会ったことがない。しかし、キングは収穫時期も限られるので、用途によって生産者が使い分けているのが現状だ。

 僕の友人のI氏は、キングを比較的早めに収穫し、7月後半からはTAメロンという品種を収穫している。キングより2周りくらい小ぶりになるこの品種は、果肉がしっかりしているのだが、昨年までいただいた感じでは、なんだが人工的な味と香りがし、僕としては「美味しくない」という評価を彼に返していた。

 そして今年、満を持しての自信作が送られてきた。ほとんど期待せずに中身を割り、食べてみたところ、これまでの評価を全く変えざるを得ない味と香りに進化していた!

「今年は雨が続いて日照が不足し、最悪のコンディションです。後半、少し陽が出て、取り戻しましたが、、、」

とI氏が言っていたのだが、どうしてどうして。こんなに旨くなるのであれば、来年からはTAも注文しようと思ってしまった。

 さて今回、TAメロンは3玉送られてきた。

「できればオーパの水澤さんにカクテルを創って欲しいんですよ。」

これを先日のオーパ常連BBQの日に水澤君にお願いし、快諾を得ることが出来た。予め1玉を予習用に持参し、後日、僕も飲ませてもらうために、メロンの半割をもっていった。

なぜ半割か? それは、寿司処 匠の加藤ちゃんが半分食べたからである、、、

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 最近のオーパは、競技会優勝フィーバーから少し落ち着いたとはいえ、いつも9時頃には満杯である。あまり忙しいと頼みづらいのだが、水リンはニコッと笑って出迎えてくれた。

「いや、本当に美味しいメロンですね。こういうメロンを使う場合は、素材の味を活かしたカクテルでないと勿体ないので、シンプルに考えてみました。」

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■メロンのシャンパンカクテル

・メロン果肉10分の1程度をミキサーで滑らかになるまでかける。
・レモンまたはライムで酸味をプラスする。
・ボストンシェイカー(大きいグラスのシェイカー)に氷と、ミキシングしたメロンジュースを入れ、シェイク。メロンを冷やすのが目的。
・ロンググラスにメロンジュースを6分目くらいに注ぎ、冷たいシャンパンを満たし、軽くステアする。

※聞き書きなので分量等は適当です。
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味は、、、まずいはずがない! シャンパンのアルコール分がメロンの香りで押さえられて、フレッシュジュースのような味わいなので、スルスルと飲んでしまう。これは、どんどん女性に飲ませたい(笑)カクテルだ、、、

 もしこのカクテルを所望されたい場合は、水澤君に「食い倒れ日記にあった、夕張メロンのカクテルを!」と言ってみて欲しい。ま、メニューにはないものだから通常は飲めないと思うけど、あまりに要望が多かったら、きっとメロン取り寄せになるだろうな。

 今日あたり、また一杯やりにいってみよう。