夕張のキングメロン半割のエントリを書いたら、どどっと「メロン食わせろ」メール攻撃を受けてしまった。タイミングさえ合えば食べさせてあげたいのだが、何しろ届いた当日か翌日には食べないといけないデリケートなメロンなので、ナカナカ難しい。
先日は、いつも僕がメロンをお願いしているI氏が紹介してくれた、同じ町内でメロンを生産している寺島君からキングメロンが送られてきた。彼は20代後半にして一家を背負って立つメロン農家。パワーあふれるナイスガイで、「やまけんさん、来年は俺のメロンも食べてください」と約束してくれていた。それを忘れずに果たしてくれたのである。オトコの価値は、長期に渡る約束を守ることだな、やっぱり。
「トロトロに熟したメロンが好きって言うことだったんで、そういう玉を送りました。」
というとおり、熟度的には僕にちょうど良いものだった。半割にした食べると、友人I氏のメロンと若干違う傾向。味の濃さ、香り、糖度ともにバランスがとれていて。非常に旨いメロンである!やはりキングメロンは最高ダ!
しかし感想を伝えると、
「いや、今年のメロンは会心作が一つも出ません。北海道はずーっと雨で日が出てきてないので、メロンはかなり大変な状況なんです。だから、不本意なんですよ、、、」
こればかりはハウスを建てようがなんだろうが、人知ではいかんともしがたい。そんな悪コンディションの中、よくぞここまでのメロンを育て上げたと思う。
しかし、熟が進んでいるので、こいつもまた俺が一人で食べることになるのかと思っていたら、ちょうど親友の加賀谷と金子から連絡が来る。
「いま広尾に二人で居るんだけど、遊ぼうよ」
「いや それだったらメロンがあるから木場まで来いョ!」
「おおおぉおおおお 行きますよ社長大将!」
ということで二人が拙宅を襲撃。慶びの表情である。
ちなみに加賀谷は食い倒れ党広報担当。金子は何回も紹介しているが、僕のイラストを描いてくれた張本人で、週刊少年ジャンプのデジタル漫画を連載中だ。
(このリンク先の、一番右の「トラベル&トラブル」が彼の作品だ。是非観て欲しい。)
半割分を二つにカットして出してやると、二人とも驚愕の表情。
「こんなデカイの食べていいの?ほんと?」
「いや、俺はいつも半割を食べてるから小さいよ」
「ヤマケン、社長になると人格が変わるんだな、、、」
変わんねーヨ! 前からメロンはこういう食べ方だいっ!
さすがに出張疲れで微熱があり頭が痛かったのだが、親友二人と馬鹿話をし、メシをつつく内に元気も復活してきた。寺沢家のメロンはまだ出荷が続くようだ。是非食べてみたいという人には連絡先を教えようと思うのでメールで連絡してください。