早いもんだ。もう師走である。あと数日で、新年が来る。
この「出張食い倒れ日記」も、エントリ数140を超えてしまった。一番最初のエントリが、「大阪心斎橋で、小粋な割烹に心酔した」 で、7月8 日付けとなっている。ということは約半年の運用ということだ。だいたい1日に一つのエントリをかけたと言うことか。途中までは身内的仲間が観てくれているひっそりblogだったが、ここのところ、全く僕が知らない来訪者の方が多くなっている。ありがたいことだ。読んでいただいたみなさまに心からありがとうといいたい。
反省としては、どうしても出張よりも首都圏記事のほうが多くなってしまうことだ。昔、メールマガジンとして勝手に食い倒れ日記を送っていたときは、大体1ヶ月の2回くらい、出張先で酔っ払いながら書いていた。それが、なんだか毎日書くことになると、いきおい自分の起居する近隣の出来事が多くなってしまうという次第だ。まあ、仕方がないだろう。
自分でも思ってみなかったことといえば、開拓心よりも店に惚れ込む傾向があるということだ。つまり、いい店を発見したら、それよりいい店を探すのではなく、好きになった店に入れ込むということだ。再三に渡る大阪出張に際しては、「インデアンカレー」を欠かすことは考えられなかった。まあ、インデアンを食べてから別の店にカレーを食べに行っていたりしたのだが、、、そう、この大阪「インデアン」vs「ピッコロカレー」の勝負は自分でも非常にのりまくっていた。そして首都圏では、いくつかの店に集中的に足を運んだ記録が残っていることがわかるだろう。そう、僕は割と浮気しない人間なのだ。
さて、こうした一年の計を残そう。このblogでは「出張」「首都圏」「食材」というカテゴリがある。そのそれぞれでのグランプリを決定していきたいと思う。もちろん、グランプリ選出の店は、右にある「食い倒れの殿堂」入りとする。
僕の仕事は出張が多い。地方の農業関連企業へのコンサルであったり、もっと多いのは講演依頼である。講演に行く際には、できるだけまだ見知らぬ土地を優先している(笑)。
今年出張に行った中で印象に残っているのは下記だ。
・岐阜県 郡上八幡と大垣
今年度最も足を運んだ地域だ。郡上には、鶏の内臓を味噌味で鉄板焼きする「けいちゃん焼き」という料理があり、実に旨い。しかもバカ安なのだ。それと、土産品としては「葉なんばん」が絶品というのも既出の通りだ。
そして大垣では、素晴らしき料亭「四鳥」が僕を迎えてくれた。
・大阪
大阪といえば、もう「カレー夏の陣」である。このblogの中で僕が一番印象強いのがこの辺の対決ものだ。インデアンカレーは、ガイドブックもみずに見つけた店であり、そういうのが本当に嬉しい。ほかにも大阪では旨いもんを一杯食ったのだが、やはり印象が強いのはインデアンカレーなんである。
・北海道 帯広
そして、後半にググっと衝撃的な質量作戦を展開したのが、この帯広編だ。総カロリー数は
計算できない。いや、したくない!とにかく豚丼を食いまくった。もちろん仕事もしたんだヨ!どこまでも続く長いも畑は、圧巻だった。北の大地の素晴らしさを思い知ったのであった。
さて、、、
出張の醍醐味は、単品ではなく、その土地を表す食と出会う喜びである。そう言う観点からこの中で選ぶとすれば、やはり「北海道 帯広の豚丼」となるだろう。カレーはもちろん旨いのだけども、豚丼は北海道それも帯広の文化のなかで育まれた色が濃くでている料理だからだ。「どっちの料理ショー」では、なんだか豪華なだけがとりえの海鮮丼に負けてしまったが、ささやかながらこのblogのベスト・出張先の栄冠をささげたい!中でも、僕の好みの豚丼である、帯広空港のレストラン「白樺」の豚丼をグランプリに推したい。
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ベスト・出張先
「北海道 帯広空港 2Fレストラン「白樺」の豚丼950円」
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