出張の部に続いては、首都圏の部だ。エントリ数は44件を数えた。ちなみに、このWebは日記とは名乗っているが、毎日のべつまくなしに書いているわけではない。ちゃんと自分の基準に達した店のみをピックアップしている。
その中でもテーマ的に心に残ったのは、下記のようなエントリ群だ。
・東京の旨い蕎麦
蕎麦については、首都圏外でも旨い蕎麦によく会った年だった。福島の会津若松の割烹の女将が打った蕎麦は、劇的に旨かった。また、北海道夕張の岩崎農場では、人生史上最高の蕎麦を食べてしまった。しかも粉挽きから始まって自分で打つというところまでだ。
・日本酒の旨い居酒屋対決
居酒屋にもよく行った。今年前半によく出没していた「五穀屋日本橋店」の店長が変わってしまってから足が遠のいてしまい、後半は森下の「山利喜」、そして本所吾妻橋の「わくい亭」といった名店に通っていた。どちらも、出てくる酒も旨いし、料理も最高という、隙の無い店だ。来年もまた通うことになるのだろうなぁ、、、
・ロメスパ名店めぐり 後半に掲載しちょっとブレイクしたのがこの路麺スパゲティシリーズだ。大手町の「リトル小岩井」、そして有楽町「じゃぽね」は、読者も足を運んでしまい、すっかりはまったという報告が寄せられている。何と言ってもその焼きソバ的スパの魅力と、レギュラー→ジャンボ→横綱→親方→理事長という段階的大盛りメニューに関心が集まったと言える。来年は、「親方」そして「理事長」に挑戦することになるのだろうな、、、
と、こんな感じで1年が過ぎていったわけだが、、、
この一年、僕が最も愛し、通った店が、門前仲町にある。お分かりだろう、築地周辺の名店を修行で渡り歩き、満を持して2002年秋に独立・開業し、1年かけてきっちりと定着した寿司の名店 「寿司処 匠」 だ。
おそらく今年、僕が最も通ったのはこの匠だ。それなりの投資だったが、、、思えば、一日で僕一人しか客が来なかったり、店を早めに閉めて歌いに行ったりと、店主の加藤ちゃんとの精神的交流は濃密だった。ようやく先ごろ「おとなの週末」に掲載され、それ以降は客足も安定し、スタッフを雇うことができるようになった。来年はさらなる飛躍の年となるだろう。今年、実は31日の大晦日に、スタッフ忘年会があるのだが、それに呼んでもらった。常連客代表として謹んで出席させてもらう。なんとスッポンまで捌くらしい。うーむ楽しみだ、、、
ということで、首都圏の部のグランプリは、文句なしにこの「寿司 匠」とさせていただきたい。
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ベスト・首都圏
門前仲町 「寿司処 匠」
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