田野に訪れるとこれまでも料理屋「夕月」の緒方さんが顔を出してくれ、話を聞いてくれたりしていたのだが、じつはお店に行くのはこれが初めてだ。結論から言うと田野町の夜はここが最高!
今晩も大根やぐらに関わる人達が集まって宴席を開いて下さった。つきだしは夕月農園(自分たちで野菜を栽培)でとれた、地元の大根「紅大根」の酢漬け。
この爽やかな方が緒方英明さんだ。
今日は日南で上がったいい型のサバがあるんです!と。
やばい美味しさです、、、
「これはね、畑のキャビア。」
なんじゃこれは!?パリパリした食感は大根だと思うけど!香ばしくうま味が濃くて甘い。どんな味つけ?
「抹茶だ!この緑色は抹茶に違いない!」 そうか、大根の青首部分を細かく刻んで抹茶であえたのか。とても美味しい!
こちらはその大根のいい部分を煮たもの。
深紅の柚子ごしょうもオリジナルにつくったものだそうだ。
大根の繊維に優しい味わいの煮汁が染み渡って、素晴らしく美味しい、、、
手羽先揚げ。伝統的にこの辺も鶏をつぶして食べるのが一番のご馳走だった地域。手羽の楽しみ方もいろいろあったろう。
そして、やぐら案内人の里脇さんがイチオシのメニュー、とんちゃん串。
味噌ダレを塗った豚の内臓なのだが、これどこの部位!?牛のギアラのような、クニュクニュ適度な弾力の食感が実に旨い!
「これ、豚一頭から200gしかとれない部位なんで、あまり大人数だと出せないんですよ」
いやこれは絶品。
こういう席でも僕は余り飲まないけど、熟したダイダイを搾って霧島とソーダで割る「田野町ハイボール」が美味しい!
葱の丸焼き、ハフハフトロトロで美味しゅうございました。
やっぱり宮崎で鶏肉といえばこれ!
ほんとうに焼酎にあう味わいだ。いや逆か、この辺の料理に焼酎が合わせているのか!?
栗原俊郎さん。農協の理事で僕のブログをズッと読んで下さっている方だ。
3日干した大根をカレー風味で揚げたもの。すんげーーー旨い!これはまた食べたい味だ。大根干しをする今の時期しか食べられない旬のある料理。
しめはご飯では無く、なんともちきび!スイート種ではなくフリント種のコーンである。
いや、素晴らしかったなぁ。夕月、また来たい。このあと、僕は婦人会がたくあんをつけてくれるのを撮影するため早く上がってしまったのだが、、、今度はゆっくり飲みましょう緒方さん!
「夕月」 宮崎市田野町乙9343-3 0985-86-3407
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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