2016年2月15日 from 出張
松山に来てます。愛媛県の料理の特徴、それは全てにおいて「甘い」こと。甘い醤油文化圏の話でいくと、鹿児島など南へ行くほど甘くなるというのが定説だが、愛媛県はまたちょっとそことは違う価値観の甘さがある。
我が母親が女子校時代を過ごした松山で、よく食べに来ていたのがこの店だという。昭和24年創業だから、本当にすごい歴史の詰まった鍋焼きうどんの老舗。
柔い麺、最高。うどんに腰はもういらない。そしてその麺をやさしくあまくつつみこむ汁がまたいい。この汁自体はそれほど甘みはないのだが、一緒に乗っている牛肉を煮たものが甘い!その煮汁が溶け出してうどん全体が甘くなるのである。
混雑してきたので取材を中断し、店を一旦出てホテルに向かう道すがら、名物「労研万頭」を。
甘納豆入ったのが美味しい。二個食べちゃいました。
さて写真は撮らなかったが、ホテル近くにあるラーメン「周平」へ。愛媛県でほぼ最高峰、化学調味料不使用で、大洲市の「梶田醤油」を元ダレに使った魚介系ラーメンである。うまかった!
今一度、閉店直後の店に戻って、御一族の記念写真撮影画像。「ここまで撮らはったのはあんたらが初めて!」と喜んでいただく。写真おくらなきゃ!
ここで、編集者のサイトウ君がじゃこカツを食べたことがないということだったので、フライ屋さんで一人一個購入。相変わらずじゃこカツはどこのを買っても大体美味しい。
さあちょっと腹ごなしに松山市駅まで歩いたぞ、ということでサイトウ君に「甘いミートソース」を食べて欲しいと思い、「でゅえっと」へ。
さあて次なる名店。鍋焼きうどんと卵入り鍋焼きうどん、そしていなりずし二つ。これをサイトウ君と均等割り。そろそろ音をあげつつあるサイトウ君。
愛媛県の契約農家さんによるポワロー(リーキ)をブイヨンとヴィネグレットで煮たものを生ハムで巻いたこの一品、素晴らしかった!
ごらんのとおりすんげーぶっといリーキ!
愛媛県に、いや四国に初のオーガニックカフェを開いた男・藤山健さんと、大洲市の親友・河野さん。
〆はもちろん、子羊のカレー!
そしてここで終わればいいのに、よせばいいのに、甘いよグルメのゴールともいえる、「甘いラーメン」「瓢太」へ!
松山最強のグルメガイドであるイケちゃん参戦!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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