2016年1月21日 from カメラ
出張食い倒れカメラマンのやまけんでございます。
いろんなところで写真を撮るのでカメラを持ち歩くわけだが、やっぱりその総重量というのが気になるお年頃になって参りました。
35mmフルサイズのカメラ(ニコンD800)を持ち歩く時はだいたい標準域の24-70mmを持ち歩くので、カメラだけで1.5kg。カメラバッグもそれなりに厚みのある頑丈なのでないと、ちょっと怖い。そうなると2kg~3kgにはなってしまう。でも、画質番長だから気合いを入れるときはこれ。
ふだんのコンサルなどの出張に持っていくカメラは、マイクロフォーサーズのOLYMPUS E-M1と12-40mmレンズ。これに単焦点を数本足し、クリップオンストロボとディフューザー、レフ版を持っていく。この場合は、下記のエントリに書いているようにロープロのノバ・スポルトを愛用。これで1.5~2kgくらいとなり、非常に軽量で、ライティングもバッチリ可能なセットとなる。
■もうべたぼれのオリンパスE-M1にビッタリくるカメラバッグ見いつけた! ロープロの新モデルノバ スポート 17L AW は、カメラ本体にレンズ3本、フラッシュにミニ三脚が入ってもブチ軽い!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2013/12/e-m1_17l_aw_3.html
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しかし!
最近、これでもオーバースペックかと思うようになっていてしまった。というのは、マイクロフォーサーズの単焦点レンズは小さいので、カメラバッグにあまり高さがいらない。のだが、ノバ・スポートは中型の一眼レフカメラまでは入るように設計されているため、17Lの中型モデルでも高さが結構ある。
そうすると、マイクロフォーサーズのレンズだとかなり余るのだ。余るのはいいことだし、そこに何か他のものを入れればいいのだが、それよりさらに減量してくれたら軽やかに移動が出来るようになる。
ということで、いいのないかなと探してはいた。ちなみにこのノバ スポート、もう廃番になるらしい。これ、いいカメラバックなんだけど、なんで?改良版が出るなら歓迎するけど。もう一つ買っておくかどうか迷い中です。
そんな中! 新しいの出たんですよ。それも、僕があまり好きじゃなかったthinkTank photoから。その名もミラーレスムーバー25i。
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いままでこのメーカーのバッグを2回買ったことがあったけど、正直「使えねえっ」という感想ばかりで、買ってはみたものの1回くらいで失望するということが多かった。例えばアーバンディスガイズ35というカメラバッグは、みためはビジネスバッグ様の縦型ブリーフケースになっていて、レンズ装着した一眼レフを入れることが出来る。
たしかに出来る。 けど、、、 実用に耐えないほどに重くなり、なおかつ縦型の形を活かすための薄さが、グリップ部の厚みでスポイルされて、持ちにくい! しかもショルダーベルトの造りがちゃちで、肩に食い込んでいたいいたい。イヤになって、とあるカメラメーカーの中の人にあげてしまった。
そのthinkTank photoが、ミラーレスカメラ向きのシリーズとして展開するのが「ミラーレスムーバー」だ。いくつかの商品がラインナップされていて、昨年早い頃からどんなものかはウォッチしてきていた。しかし、どれも中途半端で前述のロープロ製ノバ スポートにはかなわなかった。
しかし、今回の25iはいける!
ご覧の通り、25iは横に長いカメラバッグだ。長いとはいっても、28cmと小型サイズ。そして特記すべきは、上方向に15.5cm、奥行きが12cmと小さいことなのだ! 注目の重さはなんと500g!
うちにある、ショルダータイプでは一番でかい、TAMRACの610シリーズをアメリカから直輸入で買ったやつと比べると、まるで大人と子供である。ちなみにこのTAMRACはすさまじい収容力で、先日はカメラボディ3台、レンズ4本、大きめクリップオン1つ等々を入れて運んだ。
これならば、マイクロフォーサーズのボディ、標準ズームレンズ、単焦点レンズ2本、そしてクリップオンストロボも入るのではないか!?ということで、買ってしまいました。
その結果ですが、、、
見事に全て、入ります!
上の写真では見えにくいが、右下のパーティション部分に単焦点がもう一本入っている。頑張ればその上に現在右から二番目のパーティションに入れた単焦点を重ねて、空いたところに太めの超広角7-14mmを入れることも可能かもしれない!
この状態ではE-M1ボディからレンズを外し、ボディキャップをつけている。撮影時にはボディを取り出し、キャップを外してレンズを装着する手間があるので、普通僕はボディにレンズつけた状態で持ち歩く(本当はいちいち外す方が、マウント部を守るためにはいいのだが)。
でも、パーティションを拡げさえすれば、標準ズームを装着した状態で上からがぼっとはめてしまうことも可能だ。その場合、レンズフードは逆つけにする必要があるが、収納可能であることは確認した。
ところで、クリップオンストロボはすこしだけ考えなければならない。というのは、たいがいの大型クリップオンストロボは縦に長いのだ。GODOXのV850を持っていこうとすると、真ん中でおらなければ入らない。
そこでお薦めは、NISSINの超小型かつ高性能なi40である。超小型だけど、発光パワーはそこそこあって、普通これで困るシーンはないと思う。ISO感度ちょっと上げればほぼどんなシーンでも対応できる、お薦めストロボだ。
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これなら、開いた状態でピッタリ入るのである。
そうそう、もうひとつなかなか佳いなと思うのが、標準で着いてくるパーティションに小物が入るポケットがついていることだ。ここに、外したレンズキャップやボディキャップを入れておくのに便利だ。
この状態で上部ファスナーを締めて持ち歩くことが出来る。
雨が降ってきたとしてもご安心あれ、前のファスナーを開けると、そこにレインカバーが内蔵されているのでそれを引き出して全体を包めば、雨を避けられる!
またカメラ収納部の横には、iPadminiくらいなら入るか?というスリーブがある。ユーザーにはそれもありがたいところだろう。僕の場合はここにはディフューザーやレフ版を入れるのだが、このカメラだと面積が小さいのでどうしようか悩み中。
さて、このカメラバッグの面白いところはここからだ。
SIGMAのdp Quattroシリーズは、とても素晴らしいカメラなのだが、とにかくかさばる。どんなカメラバックに入れればいいんだよ!という悲鳴がけっこう聞こえてくる。
そんなdpユーザーに朗報です。
特製ルーペをつけたdp3を、、、
ルーペを外して、、、
こんな風にして収納可能!空いたスペースにストロボとか入れればいいわけだ。
さらに、さらにスゴイことを発見してしまった! dpシリーズは単焦点カメラなので、一つではなく焦点距離の違う2つ運びたいという要求があると思う。例えばdp1の28mmとdp3の75mmという二本があれば、大概の撮影には困らない。
そんな時はこうだっ!
ルーペを別バーティションに移して、、、
上から別のdpを、、、
カポッとな!
(ちなみにこの時はつけてないけど、実際に使う場合は下のレンズにはちゃんとカバーをつけましょうね)
この状態でファスナーがしまる!
ルーペがやたらとでかいので、さすがにクリップオンストロボかルーペか、どちらかを諦める必要があるけど、まあそれは他のバッグに入れればいいでしょう。
ちなみに僕はこのバッグに、エコバッグみたいな布製の軽量バッグを携え、そちらに紙資料や本、スマホなどを入れて歩いている。これが実に軽快で楽なのだ!
ということで、僕のようにばんばんフラッシュを発光させる撮り方をしない、自然光・地灯り派のミラーレスユーザーには超お薦めできるカメラバッグだ。同士よ、安心して買いたまへ!
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このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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