London Bridge駅から歩いてすぐのところにあるボロー・マーケットは、昨年のロンドン視察でも寄ったところだが、一発で気に入ってしまった。だってここ、フード専門のマーケットで、いろんな旨いものが寄り集まっているのだ。オーガニックやローカルといったキーワードの店舗が並ぶ築地の場外市場って感じ。
ここでお薦めなのはスパイス・マウンテンという店舗。カレーパウダーを中心に、自店でミックスした各種スパイスミックスを売っている。去年ここで何種類かのカレーミックスを買って帰ったのだけれども、すんばらしく美味しかったのだ!さすがカレーが文化に根付いたイギリス。
それと、いままで喰った中で一番おいしかったフィッシュ&チップスを出してくれた店に行ったんだけど、まだランチタイムが始まって無くて残念!
この一角、大鍋がぐつぐつといい匂いで煮立ってる。
マレーシアンチキンカレー! 旨そうじゃん、、、と思いつつも、待ち合わせした相手とインタビューなのでこの場を離れる。
そして1時間半後。
「次のアポの前にご飯食べて行きましょう~!」
ということになり、戻ってきました!
いかにも市場の娘だぜって感じのお姉ちゃんがカレーをどばっと書けてくれる。
これが、じつに、素晴らしく美味しかった!ココナツが強すぎず、味の線もビシッと決まっていて、適度にスパイシー。鶏肉はホロホロ、ジャガイモはホックリ。
どうやらこの店、日替わりで大鍋カレーを出しているようなんだけど、マレーシア風カレー、実に素晴らしいです。
その横で、おっちゃんが「ベニスンバーガー!ベニスンバーガー!」と声を張り上げている。ベニスンてなに?と聴いたら「鹿だよ!」という。鹿肉バーガーですね。
ゴーダーチーズにベーコンジャム(なんじゃそれ)、赤玉葱ピクルス添え。これ、旨そうじゃん!ということでオーダー。
やっばい、すっげー旨そう。
日本の、申し訳程度の大きさのものと違って、パティが分厚いです。しかもこれがまた、文句なしに旨い!
パティの鹿肉はとてもピュアで、もちろんくさみもなくうま味の固まり。そこに赤玉葱のピクルスとベーコンジャム(ベーコンを加熱したものをペースト状にしたのかな?)の風味がガッチリ合う!そこにチーズのうま味も足して、味が完結している。
いや美味しいなあ、、、イギリス料理のなかで、ハンバーガーはかなり美味しいと思います。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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