札幌の隠れ家「そな田」で、一皿一皿にセンスと技術が注入された肴を味わいつつ、和む。

2015年4月23日 from 出張

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またつにて腹一杯、もう食えないとなった状態なのに、もう一件廻らねばならない。というのも、札幌の食の案内人である元ホクレンのTさんに声をかけたところ、21時以降なら会えるとのことだったのだ。

Tさんが指定してくれたのが、これまたTさんが縁を作ってくれた「そな田」。

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この店と僕の出会いについてはこちらの過去ログをご参照のこと。

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Tさんご無沙汰してまーす! お元気そうだ!

そしてこの店の主・小野寺さんも元気そう。ていうか、さっきの出会いのエントリの写真と比べたら、丸くなったか!?

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腹一杯なんだけど、何も食べないのも申し訳ない。ということでちびっとずつ出してもらったんだけど、これがまた実にどの皿にも技術とアイデアがてんこもりの美味しいものばかり!

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エビに3年以上ねかせた純米酒をを3種ブレンドした下地に漬けて、ネットリしたコハク酸の旨さを吸わせたものに、白身の刺身(ごめん、魚の名前忘れちった)。素晴らしく美味しい!

極太のホワイトアスパラに、これまた脂ののった魚を合わせる。バターソースが素晴らしい香りとコクで、ホワイトアスパラの甘みを複合的に引き上げる!

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「実は厨房も少し変わりまして、パティシエ担当がシェフに繰り上がりました」

お、パティシエちゃんって、あの大人のプリンアラモード作ってくれた彼女ね? ということでおでまし。

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左側の彼女がパティシエであり、いまやシェフだそうです。この日は二階でお誕生日会をしていたようで、こんなすごいオーダーケーキを作ったそうだ。すげえっ!

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そして、この一皿がすごかったなあ。

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道産牛に、タマネギとウイスキー(竹鶴)を煮詰めたソースをからめて。肉はもうしばらく食いたくないな、と思ってたんだけど、これは素晴らしい! ウイスキーはもちろん煮詰めてあるのでアルコール臭さはなく、芳醇な香りと旨みだけが凝縮されている。やりますな、、、

酒はもう呑み疲れた、というと、茶を入れてくれた。南部鉄瓶で出してくれたそのお茶が実によい味だったので、これまた驚く。

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きちんと湯気の立つ温度なのにほぼタンニンが抽出されておらず、イノシン酸の旨みはがっちり抽出されている。ひさしぶりにこんない旨い煎茶をいただいた。

そしてデザート、、、

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チョコレートケーキのソースはバルサミコ。

僕はアイスをといったら、やっぱりただのアイスクリームは出てこない!

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このチョコレートと紅茶アイス、すばらしいマッチングでした。

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なんかすげー進化してるなあ。小野寺さん、いい店度が上がってる気がするよ。

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ということで、明日はまた研究なので深酒せずに失礼するのでありました。

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一軒目にがっちり食べに来るのもありだね。密かなお薦め店です。ただし、店は見つけにくいのでご注意を。