2015年3月 4日 from 日常つれづれ
OLYMPUS E-M1 12-40mm f4
44歳になりました。Facebookなどでおめでとうくれた皆様、ありがとうございました!
これまで誕生日はよく外食していたんだけど、基本的に外で食べることが多いので、嫁さんに「ちらし寿司つくってよ」と依頼した。ちなみに僕にとってスタンダードなちらし寿司はかなり特殊なものになっているようだ。
酢飯は甘め、そして酢飯の中には細切りにして出汁で煮たニンジンとゴボウに酢バス、さらにアジの塩焼きの身をほぐしたもの、干し椎茸を醤油で煮たものが混ざり込む。この酢飯ができていれば、あとは上に錦糸たまごやサヤエンドウの細切りをちらせば十分。
このスタイル、実は母の故郷である愛媛県の今治の寿司文化がベースになっている。しかし近年になって識ったのだけれども、今治ではアジではなくエソを焼いてほぐし身を酢飯に入れていたようだ。母が嫁いだ関東ではエソなど売っていないので、仕方なくアジにしたとのこと。これはつい先日発覚した。
ということで、この手の込んだちらし寿司に、ちゃんとした海老を塩茹でしたのと、生のタイとイカを乗せてくれ〜と頼み込んだ。うちの嫁さん途方に暮れて、行きつけの料理の先生(近茶流)に電話相談に乗ってもらい、鯛は昆布締め、イカは刺身として別皿で出すという方向で整理。
もちろん、一番大事なお酢は富士酢プレミアム!
結果的に人生最高のちらし寿司をいただきました。3杯おかわりしちった。テヘッ!
ちらし寿司ってほんとうにご馳走だ。そして、美味しいものの記憶は、モノよりもはるかに心に刻まれるね。華子ごちそうさま!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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