2015年2月23日 from メルマガ
ということで、ドワンゴのニコニコチャンネル上で提供してきた「たべもの最前線」をリニューアルしました。これまで佐藤達夫さんと一緒に執筆してきたのを、私一人で執筆していくこととなります。それに伴い、発行頻度を月4回から2回刊としました。
■食のジャーナリストによるメルマガ たべもの最前線その分、お安くしています。ワンコインとちょっとの540円(税抜き)という価格で月二本。ぜひ購読していただければと思います。というより、ぜひ私の取材活動をお助け下さい。
僕はいま、地方の生産者団体や自治体、食品関連企業のコンサルティングと各誌面への執筆等をしていますが、100%自分の表現をできるメディアはブログ以外に持っていません。しかし、ブログはいまのところ収入の手段にはなりませんし、広告をべたべた貼っていく気にもあまりなりません(食い詰めたらやるかもしれませんが)。
有料のメルマガは、そういう意味では私が食に関する「これは伝えたい!」と思う本音の部分を歯に衣着せぬ形で表現できるメディアであると共に、独自の取材を行うための資金の源泉にもなります。これによって、いままで仕事上の縁がなくて行けなかったところにも独自取材をできるようになることを期待しています。
実際のところは、先月まで続けてきたメルマガの会員数は伸び悩んでいて、収益を共同執筆の達夫さんと割ると、商業誌の原稿一本分かなぁ、という感じでした。そう、有料メルマガは事務局費用、システム運営費などを差し引くと、けっこう手元の残りが少ないのです。ですので、期待には届いていない状態でした。
ちなみに最近、僕がテレビでコメントをしたり、解説者として出たりするのをご覧になって「すごく儲かってるでしょ」という人がいます。テレビに出ると莫大な出演料がもらえると思っているようです。しかし、ご存じの人も多いかもしれませんが、専門家の立場でのコメント出演の場合、多くの場合は1~3万円程度の薄謝。最近、NHKの番組に出ることも多いですが、NHKはもっとお安いということは有名ですね。また昨年は「新報道2001」や「夢の扉+」などへも出ましたが、あれは「取材」ですので、一銭もいただいていません。
ですから、食べるための仕事をガンガン入れつつ、なんとか書くというライフワークを維持しています。正直言って、前者が後者のための時間を浸食している状況で、ブログの更新がなかなか以前のように頻繁にできなくなっているのも、そのせいです。
そういう意味では、リニューアルの最初に書くのもなんですが、読者数が伸び悩むようであれば、このメルマガは運営していくことができなくなるかもしれないという瀬戸際にあります。それでも、しばしこの形を続けていきたいと考えています。どうか、お力をお貸しいただけますよう。
では、ぜひご購読、よろしくお願いいたします。
■食のジャーナリストによるメルマガ たべもの最前線このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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