2014年12月31日 from 日常つれづれ
あと数時間で今年も終わり。年々、時の過ぎるのが早くなっていくけど、今年はもう本当に一瞬でした。
今年も忙しかったなぁ、、、総出張日数は、例年よりは減ったと思うんだけど、忙しかった、、、ホント、心が亡くなると書いて忙しいですね。
そのせいもあって、今年は海外も含めいろんなところに出かけたのだけれども、そのレポートを終えることなく日常に戻ってしまっているエントリがとても多い。
例えば7月の広島編。
これ、できてません、スミマセン、、、実は僕の持っている月刊誌連載には掲載してるんだけれども、ブログで本格的に書かないとイカンのですよ。ええ。絶対に書きますのでお待ちアレ。「店主がやたらとうるさい店」と思われがちだけど、この舞台裏を見ると、恐れ多くてそんなこと言えなくなること間違いありません。
あ、あと、実は「本邦初公開」ではありませんでした。広島の地元誌さんがすでに取材を敢行しておられるのがあったということをお知らせいただきました、申し訳ありません!
次、イギリス編。
これも途中で終わっちゃってる。サリー・クラークまでいったからあと少しなんだけどね。実はこのイギリス、今年訪れた地の中でも最高に面白い土地だった。ので、もう少し頑張ります。
そんで、まだまだ書きますよフランス編。まだシャロレー牛にたどりついてないもんね。
これから驚愕の物語になっていくのでお待ちアレ。
今年のブログ執筆ペースがそれほど上がらなかった理由はいくつかあるんですが、大きくは二つの原因がありました。
一つは単純に忙しいってこと。連載がいま7本あります。年明けからもう一本、しかも週間が増えるので8本。これに加えて有料メルマガの配信を2月からスタートしたので、しかもそれが実質的に週刊なので、きついこときついこと。本来ぼくは書くことが大好きなんですが、さすがに書きすぎてオーバーロードしてしまった感がありました。
二つめは、ちょっと「書く道具」に恵まれなかったこと。出張先での執筆はノートPCになるわけですが、永らく僕はThinkPadシリーズを使ってきています。たまにレッツノートやMacに浮気してますが、基本、ThinkPadが好き。で、MacBookAirをしばらく使った後、満を持して新世代の機種であるThinkPad X1カーボンを購入したんですが、これが選択ミスでした。ハイスペックマシンにしようとするあまり、フルHD以上の解像度のパネルを選択したところ、文字が見えにくいくらいになってしまったんですな。これだと、ブログに掲載する用の画像サイズだと、表示がちっこくて画質チェックもできません。しかも新しい世代のマシンに搭載されているトラックパッド一体型のクリックパッドが誤認識しまくり。うまく右クリックができないという事態に。
物書き稼業にとって、ポインティングデバイスがうまく動作してくれないというのは致命的。これ、実は大きな要因でした。その後に、レノボのマシンをヨドバシなどで触ると、同じ型番でも意外にきちんと入力できるものになってる。もしかして、部材をマイナーチェンジしたんじゃないか、、、?俺のも変えて欲しいと切に要望。
なので、新年あけたら、ノートマシンを買い換える可能性大。一年足らずで買い換えるのは近年まれなことです。さっきもSurface3Proを触ってきたけど、いいねあれ。
そんな感じでしたが、今年の僕の食い倒れ撮影機材は、昨年と引き続き変わらず。
ニコンのD800を核にしたシステムと、
OLYMPUSのE-M1を核にしたシステムの二系統でブログ用の撮影や仕事の撮影をしてました。
大きな画素数やボケが必要で、なおかつRAW現像時にいじり倒す余裕が欲しい場合はニコンを。自然光撮影がメインで、機動性を重視したい時はOLYMPUSをという使い分けをしたのでした。
それにしてもOLYMPUSのE-M1はよいカメラです。12-40mというプロレンズに加えて、年明けの週刊アスキー誌上でも僕のレビューが始まる40-150mmという超望遠ズームの登場で、完全に仕事ができるカメラに昇格した感あり。
ただし、それでもやっぱり、ここぞという撮影では手放せず、今年いちばんの写真的仕事になった週刊現代の巻頭グラビア「奇跡の野菜を求めて」ではD800を使い倒しました。
なぜD800かというと、E-M1が画質的にどうこうというのではなくて、ミラーレス機よりこなれた一眼レフの方が使いやすいということがあるんですね。どういうことかというと、例えば上の長島農園の写真なんかは、ビカビカに明るいところで自然光で撮っているように見えるでしょうけど、実際は至近距離からストロボを大光量で焚いてます。日中シンクロといって、逆光になっている状況で前からも光を当てることで、被写体が背景から浮き上がったような写真を撮る技術です。一発ではなかなかうまく光量が決まらないので、試行錯誤をするわけです。その時にミラーレス機は設定変更がなかなか上手くいかない。
なぜかというと、ミラーレス機はその「ミラーがない」というメリットを活かすため、ボディが小さいわけです。そうなると例えばボタン類を配置する面積も少なくなるので、物理的なボタンやダイヤル類が減ります。そうすると、一つのボタンに複数の機能を割り当てたりということになるのですね。これによって複雑な動作を強いられることになり、急いでる撮影の際に困ることこの上ない。
しかし、ミラーが内蔵されていることで大きくならざるを得ない一眼レフは、ボタン類を置く面積もたっぷりあるので、物理的に配置されたボタンで事足りることが多い。そいうこともあって、こまごまとした撮影設定の変更がしやすいのですね。
E-M1はとても画質的には満足しているんですが、物理的な操作のしやすさにおいてはちょっとまだ問題があると思っています。ただ、それは通常の撮影ではまったく気にはなりません。わりと極限の機能が求められる取材ものなどでは困ることがある、ということです。ま、それも問題なんだけどね。
さて、来年の食い倒れ日記の豊富は、また1日か2日にアップします。もう年越し蕎麦食べましたので、ゆっくりします。
今年もお世話様でした。来年もよろしくお願いいたします。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
本サイトの著作権はやまけんが保持します。出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。トラックバックはご自由に。