選挙は終わり、そして食品の表示内容が変わる。いったいどうやってその審議が進んでいるのか、舞台裏をみて驚くかもしれない。特集「食品表示基準の現状」 食のジャーナリストによるメルマガ たべもの最前線 2014年12月15日号

2014年12月15日 from メルマガ

農林水産省や厚生労働省などが別々の基準を敷いていた食品の表示に関する法律が、来年度中に一本化され、消費者庁管轄で施行されることになっている。これ、とても大きな変革なのだけれども、その審議がどのように進んでいるかを識っている人は少ない。

そして、識ったが最後、驚くと思う、、、そんなんでよいの!? 消費者の声なんて、実は全然届いてない!? など、、、佐藤達夫さんが通い詰めてルポしてくれるこの現状、食に関わる仕事をしている人なら読んでおいた方がいいと思う。

このメルマガの読者ならご存じかとは思うが、わが国の食品表示にまつわる法律は複雑で、主なものだけをあげても「食品衛生法」「JAS法」「健康増進法」の3つにまたがっており、それぞれ様々な基準が設けられている(いた)。それを、食品表示法として一本化し、「消費者が安全に摂取し、自主的かつ合理的に選択するために」必要な基準を策定することになった。その作業が、消費者庁食品表示企画課によって、平成25年から2年近くかけて行われている。

食品表示基準は平成27年6月までには制定しなくてはならないために、現在は最終段階に入っている。平成26年9月19日には内閣総理大臣・安倍晋三から、消費者委員会委員長・河上正三あてに「諮問」があり、10月31日付けで消費者委員会が「答申」をしたことは、11月24日のこのメルマガの「食生活ジャーナリストの日記」でご報告したとおり。

現段階での「食品表示基準(案)」は下記で見ることができるが、これだけを見ても理解できる人は少ないだろうから(かくいう私も理解できない)、消費者委員会食品表示部会(部会長:阿久澤良造)を傍聴した中で気になった点(主として、委員の間で意見が大きく分かれた点)を、いくつか取り上げて解説したい。

ここから先はメルマガ「たべもの最前線」をご覧下さい。一号単位でも購読可能です。

■食べもの最前線
http://ch.nicovideo.jp/tabemono