日本の食材がフランスにどのように評価され、広まっているのかをこの目でみた! オリヴィエが率いる日本食材総合卸、パルミフランス社の強力なネットワーク!

2014年11月21日 from 出張

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今回の旅の最大のキーマンであるオリヴィエは二つの顔を持っている。ひとつはフランス国内の食材を世界を相手に販売する輸出商としての顔。もう一つは、行く先々の国で見つけた、とびきりの食材をまたそれぞれの国に売り込む輸入商としての顔。

その二つ目の顔の中でもっとも重要な国が日本で、パートナーとなっているのがトップトレーディングなのである。今回、アンジュにあるパルミフランス社を訪れて、「こうやって日本の食材が拡がっているのか!」と実感してしまった。

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霧のけぶる朝、パルミフランス社へ。小さな敷地から始めたという彼の会社はどんどん敷地を拡げ、倉庫スペースを拡げているという。つまりそれだけ需要があるということだ。

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中に入ると、日本食材がドドドドッと在庫されている。

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それも、「ええっこれ入れてるの?」と驚くような高品質のものから、「こんなのが受けてるの?」と驚くようなB級商品まで多彩(笑)

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かなり充実したラインナップの醤油は、メインが「かめびし」。ううーん、ここは俺の好みと違うな(笑)けれども、日本国内でもあまりみられない商品までラインナップされている。

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ポン菓子、すごく人気だそうです。

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で、これらを買っていくのは日本料理専門店?と尋ねたところ、驚いたことにほぼフランスや周辺国の普通のレストランなのだそうだ!えええっ じゃあ日本食とは全く違う文脈で売れてるわけ?

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ちなみにオリヴィエに商品を卸しているのが、パルミフランスのパートナーであるトップトレーディング。写真の中澤さんが全国を旅して見つけた素晴らしい食品を輸出しているのである。

「もうね、考えられない量がフランスに行ってます。ある産地の特産品なんて、日本国内向けがほとんどなくて、フランス向けだけに買い取っちゃったりしてますよ」

という!

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彼らが輸出している国々むけの食品表示ラベルの膨大なファイル。これをみても、一朝一夕にはできないビジネスを組み立てていることが分かるだろう。彼らの成功をみて、同じようなことをして後を追う業者もいるようだが、おそらく追いつけないだろう。

なぜなら、オリヴィエ自身がじつに精妙な舌を持つ男で、それを駆使してちゃんとフランスで受ける!というものだけを厳選しているからだ。これがその商品企画会議。

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中澤さんが日本から持ち込んだ商品をテイスティングし、フランスで売れるかどうかの判断をしているのだ。PB170785

ちなみにオリヴィエ、きな粉好きです(笑)「トレビアン!」が2回出ました。

3時間ほどの滞在で15品目ほどの商品をチェック。こうして日本の食材がフランスに浸透してきているのでした。

さて本日フランス最終日で、これからパリ市内に出ます。夜、東京に戻りますね~