2014年11月 4日 from 日本の畜産を考える
こういう反応をいただくと本当に感動してしまいます。さちとひつじぐもにも感謝。
さちとひつじぐものお肉の感想、どちらもむちゃくちゃ
美味しかったのですが体感的にこれぐらい差がありました。
短角牛の、脂のミルクっぽい甘い香りに加えて
熟成によるミモレットのような豊かな旨みを髣髴とさせる香りは
同じだったのですが、さちの暴力的なまでの
旨みのジュースに脳が麻痺して、トレイの半分も焼けず
同時に用意したおかずは全残しという有様でした。
ひつじぐもは優しい柔らかさと旨みで次から次へ食べられてしまう
という印象でした。何度かに分け旦那のご両親とも一緒に食べたのですが、
みな同じ感想で、やはりさちの時はお肉を一度に消費出来なかったのに
ひつじぐもの時はペロリと平らげてしまいました。一体何の差だったのでしょう??
さちの鋭く重いアッパーカットも、宙を舞うような優しいひつじぐもの抱擁も、
どちらも得がたい経験でした。ありがとうございます。
おそらく、ですが、さちは未経産牛の長期肥育。脂は黒毛ほどでないにしてもかなり強い。対してひつじぐもは5経産してくれた牛で、味わいが全体的にマイルドになっていたのだと思います。はい、短角牛はたっぷり食べられる牛なんです。
べっぴんはどんな味でしょうか。楽しみにしてて下さいネ。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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