2014年11月11日 from カメラ
いや、来ましたよ超弩級カメラその2、dp1 Qattro。 以前書いたdp2の兄貴分が、弟分より遅れて発売されました。
何が違うかというとレンズです。dpシリーズは単焦点レンズ、つまりズームできない焦点距離固定のカメラです。さきのdp2は35mm版換算で45mmの標準レンズ。
そして今回のdp1は28mmで、いわゆる広角レンズ。リコーの名機GRデジタルも28mmだといえばわかりやすいでしょう。センサーサイズもGRと同じAPS-C。しかもフォビオンセンサーなので、超高画質なのです。
ちなみにスタイリングはdp2と同じ、ちなみに先日のグッドデザイン賞を受賞しましたね! 上の写真には、晴天下でも液晶パネルを見やすくするためのルーペつきフードがついてますが、僕のにはありません。まあ、これがあると取り回しが大変だからな、、、
で、今日は届いてすぐで電池も充電しきっていないし、曇天なのでそれほど被写体もないな、と思っていたところ、通勤途上の足下に可憐な花が。 なにも設定変えてないデフォルト状態で、Aモード(絞り優先)にして、せっかくなのでf2.8の開放値で紫の花の花弁にピントを合わせて撮影。
出社後、PCに転送してみたら、どうやら工場出荷時の初期モードではJPEG画像しか記録しないのね!?dpシリーズなんだからRAW+JPEGにすればいいのに、、、と思ったんだけど、このJPEG画像がもうすでにイイ! 以前の、JPEG撮って出し画像はダメダメというのは、本当に過去の話なんだなと感無量。
しかも!
ピント位置周辺を等倍切り出ししてみたら、思わず吹き出しそうになる高精細感!
下の「続きを、、、」をクリックしたら、1.3MBほどの等倍切り出し画像を表示します。シャープネスは一切かけずに、ピント位置周辺を切り出しただけのものです。
繰り返して言っときますが、シャープネスは一切かけてません。
観て、ブッ飛んで下さい。
葉っぱの綿毛が、一本一本解像してますね、、、花のしべの毛も、、、
これがあるから、dpシリーズでのお買い得はdp1だったりします。なぜかというと、これで大きく写しといて切り抜きするのでも、かなり使えちゃうから。もちろんピントがちゃんと被写体にあっていればの話ですが、切り抜きで余裕で使えちゃうのです。
例えば今回のdp1 Quattro の前の機種であるdp1 Merill でオーストラリアの牛がいる光景を撮った写真。
牛まで近づけないや、遠景で我慢しようと思って撮影。そんで、家に帰ってから現像処理して、等倍に大きくしてみたら、、、
すっげー写ってやんの! もうビックリ!
だから、こんな写真がお手の物であるわけです。
でも、dp1 Merillはこんなポテンシャルを秘めつつも、RAW現像をしないと、撮って出しのJPEG画像だといまひとつ使えないという欠点がありました。
しかしQuattroになってどうやらそれは解消! 来週のフランス出張でいろいろ撮ってこようと思います。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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