2014年7月 3日 from トルコ Republic of Turkey
一昨年からロイヤルパークホテル汐留で開催されてきたトルコ料理ブッフェ。トルコ大使館やトルコ航空の協力のもとで、トルコからシェフが来日して日本のシェフに本場の味とレシピを指南。その料理が期間中、ロイヤルパークホテル箱崎と汐留で楽しむことができる。
※ただし汐留はブッフェのうち9皿がトルコ料理、という縮小版。本格的に食べたいなら箱崎へ!
ロイヤルパークホテルの人に聴いたのだが、これまで実施してきたトルコ料理フェア、実に好評で期間中に5000人くらいが利用するのだそうだ。ということで、今年もやってきましたトルコから強力なシェフ三人。イスマイルとイブラヒムそしてシェノール。みな僕がトルコに行った際にもてなしてくれたシェフ達であり、トルコ国内でも認められた凄腕ばかりだ。
これまで汐留で開催していたが、今年はメイン会場がロイヤルパークの本拠地である箱崎へ。汐留のほうでも、ブッフェのうち9皿はトルコ料理になる。
トルコのメゼ類、この中で一般的にあまり日本で食べられないのが時計回りに5時の方向にある茶色っぽいもの。これ、ナスなんだけど、ただのナスじゃない。
下の写真の一番手前に盛りつけられた状態のがある。
みておわかりのようにナスの皮目を残して中身をくりぬいたもののなかに詰め物がされている。実はこれ、外側のナス皮部分は干してからからになったものが、トルコでは売られているのだ。こんな店でね。
下の写真の、干しナマコか!とみえる中空の茶色いやつが干しナス皮。
これを水で戻して、その中に米などを詰めてドルマのようにして炊くのだろうが、こいつが実に旨い!隣にいた人が「これ美味しいですけど、なんなんでしょう?」と首をひねっていたので教えてあげたら、ビックリしていた。そう、日本の感覚だと考えつかないよね!
前菜類をたべて、ロイヤルパークのシェフたちってやっぱり技術が高い!と思ってしまった。実にトルコっぽい味なのだ。って、当たり前か。忠実に再現してくれています。
ちなみにメインとなるのは煮込み料理。トルコ料理では焼いたものにソースをかけるという流儀がない(らしい)ので、煮込みがメインです。焼き物であるケバブがないのは設備の関係だろう。来年辺りはケバブもやって欲しいなあ。
時計回りの10時の方向にある楕円形の肉団子、キョフテにはトルコスパイスが入り、美味しい。その手前はほうれん草の煮込みに卵を落としたもの。
隣に座っていた卵好きな女子が「キャー美味しい!」と食べていた。
挽き割り麦をクスクスのように味をつけて炊いたもの、そして長粒米のような形をしたパスタなど、僕が美味しいと思う料理がいっぱい。
ブッフェなのでそれなりのお値段しますが、デザートや飲み物まで付いて(それもトルコのスイーツ!)いるので、お得と思います。ぜひ足を運んでやってください。
箱崎は僕の事務所からすぐなので、何人かあつまるならオフ会的にやってもいいかな。もしやりたい!と言う人はぼくにツイッターやフェイスブック、メールなどで連絡を。
詳細は下記です。7月末までだからね!
■ロイヤルパークホテル箱崎の内容はこちら
■ロイヤルパーク汐留の内容はこちら
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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