京都が誇るソースメーカー パパヤソースの美味しさをDP2Quattroでブツ撮りしてみる。

2014年7月30日 from カメラ,食材

F11

美味しいソースとそうでないソースの間にはむちゃくちゃな開きがある。と言うのを実感した昼だった。写真のソースにケチャップ類は、すべて京都のパパヤソースというメーカーの商品だ。ウスター、中濃、トンカツソースに加えて絶品のトマトケチャップ、そして後ろの方にあるのは複合調味料というかソース類だ。

中濃ソースを味見しようと、市販の大手メーカーの有機野菜使用中濃ソースと一緒に、スプーンにたらして味を見てみた。

が!

勝負にならん! ソースってこんなに味が違うのかよっ   と衝撃をくらうほどに、このパパヤソースが旨いのだ! いやマジでビックリした。 うちの部下(管理栄養士)も目を見開いて驚くばかり。パパヤソース恐るべし、です。ソースメーカーさんはいろいろあって僕も知人が数人いるが、このパパヤの美味しさはトップレベルだな。

なんでこのパパヤソースが旨いのか、実は理由がある。同社のWebをみればかいてあるのだが、ここは合成保存料や合成甘味料、カラメルや化学調味料といった添加物を一切使わない。原料には生野菜を使用する、とあるが、これがミソ。パウダー類ではこの味が出ないのだ。

で、味の決め手は同社の製造特許でもある「酵素分解」である。特許内容をみてないので詳細はわからないが、野菜に含まれているタンパク質やデンプン、セルロースなどを酵素の働きで分解すると、甘味やうま味、人に好ましい香りなどを生成することができる。これをベースにソースを仕込んでいくというのである。

実はこの話は、同社と協力関係にある、無添加マヨネーズ・ドレッシング製造の雄であるユーサイドの久保田社長からうかがった話である。以来、パパヤソース遊びに行きたいな~と思っていたら、うちの部下が先日、とある商品展示会で名刺交換をしたと。その後、感想を連絡したところ、サンプルをいただいたらしい。距離が縮まってヨカッタヨカッタ!

ということで最近シリーズ化しているDP2Qで写真撮った。ここから先はカメラの話ね(笑)

DP2Qで商品撮影した時の、絞り値の違いによる変化をみようとセットしてみた。ライティングは右側からトレーシングペーパー、400Wのストロボ一灯。左はレフで起こしただけ。簡易セットなので、瓶の右側の映り込みが甚だしいがお許しを。バンク2灯でクラムシェルで撮影したらいいんだけど、装備を家に置いて来ちゃったんだ。

今回もなるべくDPの素の実力をみるために、純正の現像ソフトであるSIGMA Photo Proで何もいじらずにTIFFに書き出し、それをJPEGに変換しただけ。従ってアンシャープマスクもかけてません。

f2.8からf16まで数段階で撮ったのを並べます。クリックすると縮小前の大きい画像に飛びます(一枚で11MBあるからね)。

■f2.8

F2.8

意外とDP2Qは周辺光量落ちがある!というのがおわかりいただけるカット。でも描写自体は全然問題ありません。開放からバッチリ。

■f5.6

F5.6

f5.6使いやすい深度ですね、適度にぼけてくれ、ピント位置はしっかり描写。ケチャップのシールのところに糸くずがひっかかってるのが鮮明です。

■f8.0

F8

おそらく最高の解像度を得ることができる絞り値がこれでしょう。文句ありません。

■f11

F11

あ、他の写真よりすこしストロボの光量を大きくしすぎたか。この状態が、回折現象が気にならない程度の絞り限界かな。

f16(最小絞り)

F16

さすがに後ろ側のナポリタンソースの瓶のラベル面などに回折の影響が出て、もやっと感を感じるようになります。でも使えないかというとそんなことはない!だってこれアンシャープマスクかけてない状態だからね。ここから少しシャープかければ、バチッとエッジが立つこと間違いないのであります。

ということで、細部の描写を楽しむことができるDPシリーズの場合、やっぱり月並みですがf8の無敵感という感じですかね。

あとはホント、露出シミュレーション問題だけ早く対応をお願いしたいと思いつつ、このエントリを終わります。

パパヤソースさんありがとうございました!