岩手県二戸市に短角和牛を訪ねた、その日の行程の写真。この美しい景観、清冽な水、食文化を、政府が進める農業改革（改悪？）は守れるのだろうか。

2014年6月 9日 from 出張,日本の畜産を考える

_5280389

ということで、先日は映像だけお送りしちゃったので、写真をどかーんと行きます。皆様にはお久しぶりの二戸の牧野での光景。撮影はE-M1に50-200mmを着けて。あんまり写りがいいのでビックリ！

 

_5280385

5月中旬から山に上がった牛たち。この牧野には黒毛、F1も上げられているようで、色の違うのが混在。

_5280394

いつもは群れを探すのに一苦労なんだけど、あっさりみつかった。暑かったので木陰で休んでいてくれたからだ。

_5280631

どの子が3月に生まれた僕のあたらしい女の子なんだろうね、と探す。この日の朝に名付けた「すみれ」という名前のメスだ。

居た！

_5280425

この子がすみれちゃんです。

_5280429

_5280457

こちらが母親の「いなほ」です。

_5280464

授乳しているところがみたいなと思っていたら、ありがたいことに目の前で！

_5280512

刺激しないように、ゆーっくりと近寄って。

_5280566

_5280563

母牛と子牛の絆は深いのです。

_5280559

_5280569

_5280570

ありがたいことに、乳房がすぐに腫れてしまう「ひつじぐも」とはちがって、「いなほ」の乳房は強いようです。

_5280574

キュッと吸い付く「すみれ」。

_5280584

_5280587

_5280623

小一時間ほどゆっくりして、一休みは牧野のすぐ下にあるがんしょうぼうの水。

_5280642

最高の時間でした、、、

やっぱり二戸、最高だ。ここで生み出される食材の味わいは、この景観と密接に関わっている。現在、政府がむりくりに進めようとしている農業改革の方向生で、まっさきに潰れるのは中山間地だろう。30年後、この景観が残っているのかどうか、、、である。

Illusted by GC Factory.
　

このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
本サイトの著作権はやまけんが保持します。出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。トラックバックはご自由に。

・ご意見はメールでどうぞ
・略歴
・農業blog「俺と畑とインターネット」
・食生活ジャーナリストの会
・過去の食い倒れ日記

分類で読む

月別に読む