2014年6月 5日 from 食材
気温がどんどん上がってきて、成長を抑制しながらつくるフルーツトマトの時期が完全に終わりつつある。これからの季節は、日照が長く強くなり、気温は上がり、そして雨がじゃんじゃん降るので、どうしても水分の多く、味のサッパリしたトマトができる時期になる。でもまあ、暑いさなかに身体が求めるのはそういうトマトなので、世の中うまくできているのである。
トマトの花の下からこんなふうに、実がにょきっと出てくる。
それが肥大して赤熟していくさまは、何度観ても嬉しいものだ。
プロは15段以上収穫できるよう栽培するものだが、僕は学生時代の畑では農薬を使用しなかったこともあるが、8段以上穫れることはなかった。もちろん大玉トマトね。ミニトマトは生命力が旺盛なので方っておいても穫れるのだが、大玉は全然世界が違う。
ちなみに、直売施設などへ行くとよく置いてあるこんなトマトの実。
乱形果とよばれ規格外品となってしまうのだが、これを「鬼花トマト」という。ある条件下で花弁の異常などで発生するのだが、これ食べると実に美味しい。種のはいる心室の数が多いので、果肉がギュギュギュッと密に詰まっているのだ。もし直売でみかけたら買って食べてみるといい。
今晩は冷やしたトマトに塩、で決まりかな。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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