今日から日大の生物資源科学部に、非常勤講師として通勤している。日大に来たというのは僕にとっては不思議な感覚で、、、というのは、生物資源科学部があるキャンパスは藤沢市の六会という地域。実は僕の6年間の大学・大学院生活をおくったのも、ここ六会なのだ!通ってる大学は違ったんだけど、日大にほど近いところの長屋みたいなところに住んでいた。
しかも自分の通っていた大学(慶応SFC)のキャンパスで畑を拓いていたので、当然学生時代から農業のことばかり追いかけていた。生物資源科学部は、僕が睦合に住んでいた頃は「農獣医学部」だったのだ!だから、ずっとぼくはニセ学生というか、図書館や食堂をちょくちょく訪ねていたのである。
今日から7回、毎週金曜日に朝から夜まで2コマ×2の授業を受け持つ。フードコーディネート実習という授業の中で、たべもののことわりについて伝えるのだ。いまさっき一・二時限終了。これから午後の部です。
たまごの食べ比べをしてきまーす。
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ということで、初めての授業終了。 いや、もうクッタクタですよ。教職についている方を尊敬してしまった。こりゃー疲れる。
でも、授業していてすばらしく面白かったですね。前半の90分は、野菜やお肉などの素材の味がどんな方程式で出来ているのかをレクチャー。この時間は寝てる子もいた。
そして後半は、たまごの食べ比べ。味の方程式を意識しながら、テイスティングシートに自分の評価を書き入れるというもの。
食べ比べたのは、スーパー店頭にならぶ通常卵(イセ食品のもの)、トキワ養鶏のこめたま、そして若竹自然農園のたまご。
餌と育て方でどのように味に変化が出るのか。そのヒントくらいはわかってもらえたのではないかと思う。
カラーファンチャートで色がどの程度違うのかを視認しつつ、水様卵白を味見して臭みがないかどうかチェック。そして、黄身の味わいへ。
本当は生だけじゃなくて、茹でたものなどもあると面白いのだけれども、そこまでは至らず。けれども、ワイワイ言いながらたのしそうにやってくれていた。
いまどきの大学生ってどんな感じだろう、とびくびくしつつの授業スタートだったんだけど、思ったよりいい感じです。みな、この授業を受けてるってことは、フード関係をやりたいという意思のある子達だからね。
これから7週間、毎週金曜日は六会日大前に詰めます。さて、今週の授業準備しないとね。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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