2014年2月 8日 from 日常つれづれ
僕は髭剃りをするとき、どうも電気で動くシェーバーだとしっくり剃れたためしがないので、暗然カミソリを使う。でもシックとかジレットのはやたらと刃が高いので、どうしたもんかなと思っていた。そしたら、薬局でこんなのを眼にして、買ってみたらいいじゃないの!
■KAI-KII (2枚刃) 替え刃が5個着いてなんと231円!
マジですか?とすぐさま買って使ってみたら、いいじゃないの。ということでここ数ヶ月はこのシステムを愛用しています。
そんな貝印の、すごいナイフを手にしてしまった!それは、世界に誇る日本の刃物メーカーである貝印が、あのミッシェル・ブラスのプロデュースのもと、世に送り出したナイフだ。もちろんライヨールのナイフである。ムムムムム!
いやー本当に言ってみるもので、こないだ貝印のセミナーで講演したときの打ち上げで、貝印の担当者さんに調子に乗って「ブラスのナイフ欲しいです!」と何回も言ったのだ。まあでもくれないでしょ、すんげー高いもん、と思いつつ、ペティナイフ一本くらいいただけるかもしれない!と思っていた次第。
そしたら!
なんと本日、3本も!
こーんな綺麗な箱に入ってきます。
この柄の凝った造りをご覧あれ。そして、白木製のケースも付属。これがあるといいんだよね。
ブラスのナイフには1から10までの種類がある。今回送っていただいたのは3,4,5番だ。
三番はテリーヌなど、壊れやすいものを切るために使える長くてデリケートなナイフ。
早速、昨日の昼に会食した、フランスはブルゴーニュでBISSOHという和食店を営む澤畠さんからお土産でいただいた、世界第2位に入賞した日本人職人さんのパテ・アン・クルートをカット。
あっゴメン、切り口をみせなきゃ意味ないのに、あまりに魅惑的なので食べちゃったよ、、、
しかしですな、本当にものすごく切りやすい!表側のパイの皮も、内部のフォアグラ部も、すべて最小限の力で崩れずに切ることができる!
4、5はいわゆる三徳包丁と牛刀の中間的な形状で、サイズが小と中だ。5番は焼き上がった肉を切り分けるのに最適ということなので早速、某国のグラス中心で育ったステーキ肉を焼いて切ってみたが、確かになんのためらいもなくスッと切れる。素晴らしい!
料理を愛する人間にとって、包丁は何本持っていても嬉しいもの。僕の包丁は日本橋木屋の規格外に刃の長い牛刀、有次のペティナイフがメインで、最近はぜんぜん出刃や菜切、栁刃は使わない。バルバリ小池君からもらったライヨールのナイフ、のざけんからもらった山刀のような包丁を愛玩用に大事にしているのだが、そこにまた三本のナイフが加わった。
貝印さん、大切に使わせていただきますね。ありがとうございました!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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