京都より、意欲的な農家集団の野菜といちごが来る。こんなに味と香りのある壬生菜は初めて食べたなぁ。

2014年1月31日 from

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先週の日曜日、全国から集まった農業者や、新規就農希望の熱心な若者達に講義をした。農業経営者大学校という、僕の恩師の中の恩師である岸康彦先生が校長をしている学校の課外授業で、過去に受講した若衆が自発的に「また集まろうや」と組織した会だそうだ。しかもその中の発起人が過去に僕の講演を聴いてくれていたそうで、ぜひにと推薦してくれた。それを断る訳には行かないよね。

講義は2時間びっちりやった。みな熱心に聞いてくれたのだが、なかでも京都から来ていた「ブレンドファーム」の連中がすごく熱かった。この2時間で僕が話したキーワードをすぐにグループの中でビジネスプランに落とし込もうといろいろ検討している、ということを頼りにくれた。

のみならず、彼らの野菜を送ってきてくれた。僕はこういう講演の際に「ぜひ、作物送って下さいね〜」ということにしているのだが、本当に送ってくれる人は意外に少ない。しかし今回は、講演の翌日にもう届いたので本気でビックリした。冒頭のイチゴはそれだ。

そして八幡の農家君からも素晴らしい野菜が届いた。早速一番だしをおごってとってもらい、それで鍋にした。

菊菜、つまりシュンギク、それも中大葉シュンギクだ。

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薫り高く程よい柔らかさで実に関西の風味である。

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ほうれん草はもう少し伸ばしてからのほうが旨いかな。

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九条ネギ。根がついたままでいただきました。

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水菜、これがほんとの水菜だ、といわんばかりにしゃりしゃりの絶妙な歯触り、そして風味。

極めつけに旨かったのがこれ。

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壬生菜である。正直、ここまで味がある美味しい壬生菜は初めて。いや、感動しましたね。

若手農家、まだまだ素晴らしい。僕がやらないといけないのは、ヘンな企業参入ではなく、こうした後継者農家がやりやすい環境を日本に整えることだ。

すでに農地も機械も技術も持っている彼らが、心置きなく農業に専心できる環境。それが当然のものだとおもうけれども、いま本当に既存農家が住みにくいように生きにくいようにと世の中が動いている。

頑張ってまた本も書かないとなぁ、、、

ブレンドファームの皆さん、ごちそうさまでした!