2013年10月28日 from 日本の畜産を考える,首都圏
先週、講演で訪れた岡山で出会った畜産課の方が、上京する用事にあわせて事務所に来てくれた。手土産は岡山が誇る蒜山(ひるぜん)のジャージー牛の乳製品だ。
蒜山地域では約2000頭のジャージー牛がいて乳用牛に供されている。乳を出すのは母牛だけだから、オスが生まれるとそれは肉になる運命だ。ただし、ジャージー牛は日本では通常の国産牛というくくりでしか売れず、金額的な評価は非常に低い。
しかしジャージーの肉は、実をいうと旨い!「乳肉両用」という言い方をするが、ジャージーは乳用でも、肉用でもどちらでも適しているという品種なのである。その肉の評価をどうやって上げていけばいいかねぇ、という話をした。
それはともかく、
ジャージー乳のヨーグルトは、このように上部に乳脂肪分が集まって固まり、サワークリームと化して、とおっても美味しい。下のヨーグルト部は爽やかである。
おやつにヨーグルトをいただきながら、頭をひねってみようと思う、月曜日の昼なのであった。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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