2013年10月17日 from 出張
タイトルの通りだ。facebookのタイムラインで、静岡の素晴らしい茶を商う「錦園」(http://www.nishikien.com/)の石部さんが「呉服町スクランブル交差点近く、とんかつの「蝶屋」さんが閉店とのこと。」と書いていたのをみて、驚愕。そして深く深く悲しい、、、
■3Dトンカツの雄 静岡市「蝶屋」は健在なり! やっぱりこの肉塊はヴィビッドに迫ってくる!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/08/3d_1.html
このエントリのなかに、まだブログを始める前の、勝手に僕がメルマガとして送りつけていた時代の文章がある。それによると2002年4月に蝶屋に行ったと書いてある。この頃ぼくは茶の仕事で静岡に通っていたのだ。
蝶屋はとても狭い店だった。というより縦に長細い、ウナギの寝床のような店。この写真の入り口の戸が中途半端に開いている、この幅までカウンターの板がきている。だから満員時は、壁に背中をこすりながら入店するという感じだった。
それにしても、店というのは本当にふと、閉めてしまう。もちろん僕はここに数十回も通ったワケじゃない。ここ数年は静岡駅を降りてさえもいない。けれどもなぜか心が痛い。カツを揚げている親父さんは僕の顔を見ていつも「ニヤリ」としてくれた。あの顔がもう見られないのか、、、この店が無くなって僕は悲しい。Wish you were here.
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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