2013年7月 9日 from 日常つれづれ
昨日、ヤフーニュースのトップ記事の中に、自分が観た光景が載ってるのでビックリしてしまった。それは、全日本司厨士協会の長崎県本部会長の坂本さんが、トルコを親善訪問した際に長崎名物の「トルコライス」を「トルコ料理にはない様式」として、トルコの名称を冠することに「難色」を示したという記事だ。
■母国はトルコライスに難色 長崎新聞 7月8日(月)9時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130708-00010001-nagasaki-l42
えー 私、この場に居合わせましたし、坂本さんがこの話を向こうのトルコシェフアソシエーションの会長としている際にも、一緒の席で飲んでました。ハッキリ言いますが、この記事の記者のとりあげ方が間違ってる。
「難色を示した」
とか書くと、いかにもこれは憂慮すべき問題である!みたいに返されて険悪なムードになったように見えてしまう。実際にツイッターを見たら「豚肉を食べる文化のないトルコに対してこんなことけしからん!」みたいなことを書いている人が多いが、そんな、険悪な話では全くない。
俺から観たら「うーん、トルコだとこの料理はないねぇ」的な、ほんわかしたムードで酒を飲みながら話をしていたというのが真相。俺たち、何回も乾杯してるからね。「難色」っていつの話?ってかんじだ。
それを、真っ正直な坂本さんが新聞の記者に「なんかトルコの会長からは『ちょっと違うね』って言われちゃってね」と話したんでしょう、それを新聞的に『難色を示された』ときつめに翻訳し、ヤフーニュースが「これ面白いじゃん」と採りあげた、、、そんな感じなんじゃないの?
なので、この話は「ふうーん」とスルーするのが一番いい態度です。
ちなみに、さっき某朝のテレビ番組の人間が「あれって、山本さんも行ってたんですよねぇ、実際どうだったんですか?」と下世話な詮索をしてきた。しかも朝っぱらから、うちの会社に「明日の放送なので、すぐに折り返しを」と2回も電話してきやがって、俺はお前なんかしらねーっつうの。
こういう話を曲解して、下世話なニュースに仕立てる風潮、ほんとにヤダ。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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