ウィルコム新機種のスマホにとうとうPHSデータ通信のテザリング機能が!今後の展開に期待できるいい知らせだ!

2013年7月 8日 from 日常つれづれ

WS000011

久しぶりにウィルコムネタ。

とうとうウィルコムが会社更生手続きを終了し、ソフトバンクの子会社となった。そして新機種ラッシュで、スマホが二台登場することとなった。

このスマホ二台のなかで、一般的に注目されているのは京セラのDIGNO Dual2の方だと思う。

ソフトバンクが採用する4G通信であるAXGP技術はもともとウィルコムが開発していたもので、ドコモやAU陣営よりばかっぱやい技術であった。それをソフトバンクが使いやがって高評価を得てきたわけだが、そもそもウィルコム端末に実装されるのが筋だったわけで、素直に喜びたい。

しかし、僕が「これこれ」と思ったのが、もう一台のAQUOS PHONE esことWX04SHである。

この端末には4Gの通信は搭載されていない。サポートされているのは、3G通信とWifiと、、、なんとPHSデータ通信なのである! いやーーーー待ってたよこういう端末を!

 

PHSによるデータ通信は、当初32Kbps という速度から、近年には800Kbpsまで高速化を実現してきた。僕は今は販売されていないAX530Sという通信カードを使用していたが、こいつの接続の早さ、レスポンスの即応性、そして安定した通信速度には信頼を寄せていた。

だいたい500k程度のスピードで運用していたけれども、これでかなりの作業をこなすことが出来た。動画はさすがに難しいものの、画像中心のWebサイトであれば全く問題なし。だいいち、3G通信の多くが、混雑時には500K以下のスピードしか出てないケースが多かったわけで、そういうときにPHSデータ通信を使ってみれば、その快適さに驚いたはずだ。

しかし、ウィルコムスマホの初代DIGNOには、このPHSデータ通信が搭載されなかった。今回発表の二代目もそうである。なんで!?と思ったウィルコムユーザは多かったはずだ。

その声が届いたのか、今回のWX04SHにはPHSデータ通信が搭載された。3G通信とPHSデータのデュアルである。と書くと、「だったら3Gの方が早いでしょ」といわれそうだが、3G通信にはお定まりのパケット利用上限があって、それを越えると帯域制限がかかってしまうようだ。

しかし、PHSデータ通信にはこの上限がないのである!しかもテザリング可能!

ということで、比較的低速でよいコンテンツはPHSデータ通信を用い、重めのコンテンツは3Gでという運用ができる可能性がある。

「可能性がある」というのは、まだこの辺の詳細がはっきりしないからなんだよね、、、本音を言えば、PHSデータ通信と4G通信ができることが望ましいわけだけど、まあ仕方がない。あと、料金プランがなぁ、、、3G使わないから安くあげるプランがあると嬉しいんだけど、それはさすがにないだろうね。まあ、発売してユーザの評価をみてみないと何とも言えないけど、今後の端末展開に希望が見えた。

で、僕が今すぐに乗り換えるかというと、それはない。昨年末に出た新機種であるENERUSに換えたばかりだから。

_C300184

モバイルバッテリーにもなるPHSということで登場した、大容量バッテリーを積んだPHS。Web機能無しという割り切り方の端末だが、使ってます。とにかくもうPHSでは通話と、GmailからPDXメールに転送して、緊急時のメールチェックに使うだけなのだから、それでOK。

データ通信はBiglobe3Gを使ってます。こちらは来年の2月に2年縛りが終わるので、また違うのに乗り換えるつもり。その時までに、4GとPHSデータ通信でテザリング可能で、こなれた料金プランのモデルが出ることを祈ってます。

またウィルコムの中の人に、新端末みせてもらおうっと。