2013年4月12日 from 食べ物の本
はい、書きました。プレジデント社の月刊誌、dancyuの弟分である「料理男子」の副編集長は、僕がこの食べもの関係でものを書くことになった最初のきっかけであるK女史が務めている。その彼女が「肉特集なのよぉ~ なにかできない?」ということで、顔をつきあわせながら考えて力を入れて書いたのがこの6ページに凝縮されています!
「料理男子」は料理をする男性向けの雑誌だ。それも30代以下の男子が読むことの多い誌面となっているので、これまでの誌面とはかなり違う。何が違うかと言えば、基本的に料理や食材のことをあまり知らない人向けに、しかも男子の嗜好に合わせた形のレシピ提案をしていることだ。
つまり、コアでマニアックなdancyu本誌の読者層とは違うところを突いている!
実は、これをあらわす端的なエピソードがある。スパゲティ特集号が出るという話を聴いた時、K女史に「そりゃあロメスパでしょうがぁ、ロメスパ!」と猛烈にリコメンドをしたものの、ううーんちょっと違うのよねぇ、とスルーされちゃったのだ。
ええっ!?男子でスパといえばロメスパしかないでしょうが!?と思ったんだけど、できあがった誌面をみると、また違う風合い。ああ、いまの30代、20代って、俺らがモリモリ食べてた時代と同じじゃあないんだな、ということがわかったのでした。
さて、その料理男子「肉おかず」号はかなり面白い!肉巻きおにぎりとか、かなりソソル内容が盛りだくさんだ。その中で牛豚鶏の肉についての解説ページの監修と、この6ページの執筆&写真を担当しました。
「牛を食べるということ」は、実は今年某出版社から新書で刊行予定の本の内容だ。それをすさまじく圧縮してコンデンスして、6Pにしました。まあ、手に取ってみて下さい。御願いだから立ち読みはご勘弁。お肉おかず、これまでみたことないレシピが多いから、満足できると思うのでぜひ買って下さい。
料理男子 Vol.8 2013年 04月号 [雑誌] | |
プレジデント社 2013-03-30 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
そんで、もう一冊お薦めをば。
この漫画識ってる人はかなりコアだ!
週刊アスキーで「だってサルなんだもん」を執筆されていたいしかわじゅん先生の久方ぶりの本格連載漫画である。奥様であるO女史(ホットサンドレシピを手がけた大沼さんだ!)から一巻を贈っていただいたのだけども、読んですぐさまズリズリズリズリと引きずり込まれてしまった!
舞台は勿論吉祥寺。とある喫茶店に集まるクセのある面々。ませた高校生の小夏と、ヤクザの若頭であるカオルが主人公的役割なんだけど、まあ出てくる人達の背負った人生が、吉祥寺という街ならこんなの絶対に居るよねという感じで何とも面白い。
1巻に出てくるゲイのカップルのエピソードで、たまらなく美しいシーンがある。2巻もやっぱり面白い!ということでこれはお薦めしておきます。三巻が早く読みたいよ~
吉祥寺キャットウォーク 1 (ビームコミックス) | |
いしかわじゅん エンターブレイン 2012-07-25 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
吉祥寺キャットウォーク 2 (ビームコミックス) | |
いしかわじゅん エンターブレイン 2013-02-25 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ということでこの週末読んで欲しい(!?)二冊のお薦めでした~
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
本サイトの著作権はやまけんが保持します。出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。トラックバックはご自由に。