2013年3月21日 from 日常つれづれ
昨晩のニュースで、ローソンが4月に大地を守る会の1/3の株を取得し筆頭株主になること、資本と業務の提携を行うことが報じられていた。
このブログでもさんざん書いてきたとおり、僕は大学生の頃から大地を守る会の会長である藤田さんにかわいがってもらい、社会に出てからはさまざまな仕事を通じて支援させていただいてきた。いまも機関誌に連載を書いていたり、直近でもいくつかの案件で関わっているのだが、、、
本件は識らなかったので、昨晩はどっかーんとショックを受けた。おいおいなんだそりゃあと。実は僕はローソンは日本の大手コンビニの中で最も好ましくない会社だと思っている。TPP推進派の新浪社長は、あいかわらず農業市場開放派がロジックに使う「日本農業は生産額ベースでは強いから、TPPでも大丈夫」というような初歩的なことを言っている。
これまで円が強かった時代が続いてきたのだから、生産額でみれば国産食材の方が高くなるのは当たり前の話である。しかし、それは見かけ上の強さであって、まったく日本人の腹を満たすに足る食糧事情ではない。
ナチュラルローソンを展開しながら100円ショップ業態を出したりと節操もない。もっといえば、ローソンは先に、有機宅配業界で大地と勢力を二分するらでぃっしゅぼーやとも提携しているはずだ。大地にまで手を伸ばしやがって、事業の整合性をどうとるつもりなんだろう。
と、昨日は大地の関係者に連絡をしてまわった。最悪、いま受けてる仕事は全部キャンセルするかもという打診までした。俺、嫌いな会社と仕事したくないもんね。
で、本日大地の中の人と話をして、確認したことがある。
まず株式の保有比率の話。日経などの速報を見ると「筆頭株主」と書いてあるので、過半数を取得したのかと誤解した人も多いだろうと思う(僕もそう)。が、いまのところ藤田会長の株と大地の株主会の保有株、そして大地のこれまでの取引先などの株を合わせたものが過半数となるとのことで、ローソンの思い通りになるということではないとのこと。
ホッとした、、、
ということで、とりあえずはローソンのビジネスに有機野菜や無添加食品を外販していくという提携関係が軸になるようだ。まあ、それはそれで悪いものではない。
大地の社員もほとんどが数日前に聴いたということらしい。色々混乱しているだろうけれども、これまで通りの路線で頑張って欲しいと思う。俺が心配なのは藤田会長がお人好しである点だ。こすからい企業とのやりとりに向く人じゃないんだよなあ。そろそろ藤田さんは名誉会長になって、バリバリとしたたかにビジネスを仕切れるひとが社長に就いた方がいいと思うんだが。
ということで、相変わらず大地の原稿は書くことにします。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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