2013年3月11日 from トルコ Republic of Turkey
朝、もうすでにトランクがパンパンになったのをなんとか頑張って荷造りをして空港へ。なんでそんな状態かというと、イズミルのみんながやたらめったらお土産を用意してくれているのだ。陶器のコーヒーカップ、置き時計、オリーブオイル、、、どれもこれもかさばって重い!けどこんなありがたいものたち、持ってかないわけにはいかない。
ということで悪戦苦闘して荷造りをして空港に向かい、運転手君とハグしてお別れをし、一路イスタンブールへ!
イスタンブールでは観光局ではなく、昨晩再会したイスマイルの所属する料理人のアソシエーションが僕らを迎えてくれる。その話はまたゆっくりするが、宿泊することになったホテルのロビーで、またもや懐かしい顔が待っていてくれた!
日本のロイヤルパークホテルで開催されたトルコ料理フェスにイスマイルの相棒として来日してくれた、セデフ・キバンチシェフだ!
わーお、なんだ嬉しいなぁ! 彼女はなんとこのホテルの総料理長(2013年3月現在、別の店に映っています)なのだ。
「今晩、あなたたちのために私が料理をします!」
うわお、マジ?
イスタンブールは大観光地であり、ホテルはそれこそ有象無象いろいろある。
セデフの居たこのホテル、どちらかといえばオールドシティ寄りの地域にある、気取りのない中堅ホテル。居心地よろしゅうございました。
荷物を置いたら、一階のカフェにて早速打ち合わせだ。
写真右奥にいるのが、イスタンブールの行程中ぼくらを案内してくれた敏腕旅行代理店社長のアッティラさん。
手前に居る赤毛の女性が、料理人協会の仕事をしながらジャーナリストをしているシェブナムちゃん。
トルコでは、なにはなくともまずコーヒー。もちろん粉を直接鍋に入れて煮て出す、トルココーヒーだ。
何も入れないブラックを「サーデ」といい、少し砂糖を入れたのを「オルタ」とオーダーする。トルコ人でサーデを頼む人は観たことない(笑)
コーヒーでなければチャイ。トルコのチャイは、インドのミルクとスパイスと煮込むアレじゃなくて、紅茶を濃く煮だしたのをお湯で割るものだ。
薫り高く、ほんとうに美味。
これに、やはりゴマつきパンのゲブレック(じゃなかった、イスタンブールでは違う呼び方なんだよ、なんだっけなぁ、、、)を付け合わせたりしておやつにする。
おやつにつまむスイーツ類もすべてセデフが管理・監督している。セデフはまだ三十代の若さながら、ホテルの総監督をする料理長を務められるものすごい腕の持ち主なのである!
さあて、イスタンブールの日々がスタートする!
このときはまだ僕らにはわからなかった。イスタンブールで僕ら一行は、日本人がまだあまり体験していない、トルコ料理のガストロノミーの世界を味わうことになるのだ!
(続く)
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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